福島県の通信制高校

福島県の通信制高校について

福島県は、通信制高校(全国展開している学校の拠点も含む)とサポート校を合わせた数が東北地方でもトップクラスの地域です。公立校は郡山市に設けられ、私立校やサポート校のキャンパスは郡山市、会津若松市、福島市などに集まっています。
公立高校が1校だけというのは、学費を安くおさえたい生徒の選択肢が少ないのではないかと思うかもしれません。ですが、心配はありません。福島県では国の就学支援金以外にも多数の奨学金を出しています。たとえば、生活保護を受けていたり、コロナウイルス感染症などで家計が急に苦しくなってしまった家庭には『高校生等奨学給付金』を支給していて、東日本大震災の原子力災害被災地域で被災した方には『福島県奨学資金』を貸しています。
ほかにも条件によっては支給、貸与を受けられる奨学金制度があったり、私立校でも県内外に拠点を持つ『東日本国際大学附属昌平高等学校 通信制課程』では、世帯年収が590万円未満なら学費以外の諸費用も0円になるなど、さまざまな取り組みが行われています。学費に不安がある方は、一度調べてみると良いでしょう。

福島県の通信制高校 概要(令和5年度)

学校数
4校(公立:1校 私立:3校)
在籍生徒数
3,446人(公立:1,056人 私立:2,390人)
新入学生徒数
821人(公立:132人 私立:689人)
不登校生徒数
723人

支援金・助成金について

国の制度

  • 高等学校等就学支援金
    支給型

    国公私立問わず、高等学校等に通う所得等要件を満たす世帯(※年収約910万円未満の世帯)の生徒に対して、授業料に充てるため、国において高等学校等就学支援金を支給。

  • 学び直し支援金
    支給型

    国公私立問わず、高等学校等を中途退学した後に学び直す生徒に対して、都道府県が就学支援金の支給期間(通信制の場合は最長48月)終了後も、卒業まで継続(通信制の場合は最長24月)して授業料に係る支援金を支給する場合に、国が所要額を補助する形で支給。 

福島県の制度

  • 高校生等奨学給付金
    支給型

    非課税世帯や生活保護受給世帯、新型コロナウイルス感染症等による経済状況の悪化によって家計が急変したことで非課税世帯相当と認められる世帯の生徒に対して支給。

  • 福島県奨学資金
    貸与型

    県内出身で高等学校に在学または次年度高等学校に進学予定の生徒の内、能力があるにもかかわらず経済的理由(家計急変も含む)で就学が困難な生徒や原子力災害被災地域において被災した生徒に対して貸与。

  • 生活福祉資金(教育支援資金)
    貸与型

    低所得世帯の生徒に対して貸与。

※支援金・助成金は、申請受付を終了している場合があります。詳しくは各都道府県・教育委員会・公益財団法人等にお問い合わせください。

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