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岩手県の通信制高校について
岩手県は、公立の通信制高校が商業の中心である盛岡市と平泉文化が色濃く残る奥州市にあり、私立校やサポート校の多くは盛岡市と昔から交通の要になっている一関市に集まっています。
公立の通信制高校は学費が安く、経済的な負担が少ないのが特徴です。反対に私立の通信制高校は、公立に比べて学費は高いものの、個別指導などのサポート体制が整っていたり、多様な学習プログラムが用意されているなど、柔軟な学びが可能です。それだけでなく、公立と私立を比較すると基本的な学習スタイルやレポートの提出方法なども変わってきます。特に公立の場合、レポートは自学自習が基本。提出も、郵送か直接の提出に限られるなど、自己管理が求められます。学費の安さももちろん大切ですが、レポートやスクーリングをクリアしないと単位が取れず、卒業ができなくなってしまいます。学校選びの際は、一度自分のできることや環境をよく考えて、メリット・デメリットを把握したうえで決めましょう。
岩手県の通信制高校 概要(令和5年度)
- 学校数
- 5校(公立:3校 私立:2校)
- 在籍生徒数
- 1,334人(公立:771人 私立:563人)
- 新入学生徒数
- 353人(公立:81人 私立:272人)
- 不登校生徒数
- 787人
高等学校等就学支援金
支給型国公私立問わず、高等学校等に通う所得等要件を満たす世帯(※年収約910万円未満の世帯)の生徒に対して、授業料に充てるため、国において高等学校等就学支援金を支給。
学び直し支援金
支給型国公私立問わず、高等学校等を中途退学した後に学び直す生徒に対して、都道府県が就学支援金の支給期間(通信制の場合は最長48月)終了後も、卒業まで継続(通信制の場合は最長24月)して授業料に係る支援金を支給する場合に、国が所要額を補助する形で支給。
私立高等学校生徒等奨学給付金
支給型県内に居住、私立の高等学校等に在学、非課税世帯または生活保護受給世帯、児童福祉法による見学旅行費又は特別育成費が措置されていない世帯の生徒に対して支給。
いわての学び希望基金奨学金
支給型震災津波による理由により親を亡くした、または行方不明、学校に在籍、満29歳以下の生徒に対して支給。
奨学金(タイプA・B・C)
貸与型高等学校に在学または翌年度に高等学校へ進学を希望、学力・人物・健康・家庭の経済状況等総合判定の基準を満たす、他、家計が急変した世帯、東日本大震災被災による経済的理由から就学が困難な生徒に対して貸与。
生活福祉資金(教育支援資金)
貸与型他の貸付制度が利用できない、収入の少ない世帯の生徒に対して貸与。
※支援金・助成金は、申請受付を終了している場合があります。詳しくは各都道府県・教育委員会・公益財団法人等にお問い合わせください。