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通信制高校の学校生活ってどんな感じなのか、気になりますよね。入学を考えているけど、授業に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。「授業であてられるのかな？」「みんなの前で発表することがあるのかな？」といろいろ考えて不安になるかもしれません。
そこで、授業にまつわる不安を解消するために通信制高校での授業がどのように進んでいくのかを解説します。
普段の授業はレポートの解説が中心です。これはオンライン授業やスクーリング（対面授業）でも同じです。わからない部分があれば、学校では先生に直接質問し、オンラインの場合はチャットなどで質問できます。
生徒からの質問にはすぐに答えられるシステムを用意しているので、学校でもオンラインでもどんどん質問してください。
レポートとは、教科書の内容から出題される問題集（ワークシート）のようなものです。自宅でも教科書を見ながら解けるように作られていて、授業ではレポートを解くために詳しい説明をしています。
いまはオンライン上で提出でき、中にはレポートを解くのも提出するのもアプリから、という学校もあります。字を書くのが遅い生徒もアプリならスムーズにレポートを進められるので、発達特性に合わせた学習環境を探すことが大切です。
通信制高校にはいろいろな特性をもつ生徒がいます。先生たちもその特性をよくわかっているので、基本的に授業であてることはありません。例外的にあてるとすれば「問題に答えたい生徒」だけです。
また、「一緒にやってみましょうか」と声かけをすることはありますが、その際も回答は求めません。「この問題は…では〇〇さん答えてください」なんて言わないので安心してください。
学校によってさまざまですが、日本航空高等学校 通信制課程の週１コースの授業は午後から開始します。午後からの授業なので、起立性調節障害の人でも登校しやすいスケジュールになっています。また、週１回の登校なので、登校しない日はオンラインで自分のペースで勉強ができます。空いた時間でアルバイトをして社会経験を積むこともできますし、打ち込みたいことに時間を使うこともできます。
学校によって異なるので、資料請求やオープンキャンパス、個別相談会で確認しましょう。
「大人数だと緊張する」という子がいるので通信制高校は少人数制です。クラスも一応ありますが、そもそも毎日登校しないコースがあるため全日制の学校のように「何でもクラスでやる」という雰囲気は一切ありません。学校ごとに生徒の特色は異なるものの、どちらかと言えば「他の生徒をあまり気にしない生徒」が多いです。
途中で転入してくる生徒も多く、境遇や趣味が似ていたり、「推しが一緒」など、通じるものがあると自然と仲良くなっていきます。
通信制高校を卒業するには単位を取らなければならず、「レポート、スクーリング、テストをクリアする」という単位認定の方法はどの学校も同じです。教科書もほとんど同じです。では、何が違うのかと言えば、それは職員・教員です。だからこそ、「どれだけ親身に対応してくれるのか」など、人を基準に学校を選んでほしいと思います。
通信制高校は自由な時間が多いです。でも、それはほったらかしにしているわけではなく、サポートする先生がたくさんいる中で何にも縛られずやりたいことにチャレンジできるということです。
全日制の学校とはまったく違う環境に飛び込むには不安もあるでしょう。それでも、「ここが自分を変えるチャンス」だと考え、思い切って飛び込んできてください。通信制高校の先生は、そんなあなたを全力で受け止めます。
