子どもたちの居場所をつくるため、サポート校との連携を強化する通信制高校

成長 サポート

航空機が好きな生徒が集まる航空科から航空業界を目指せる

航空機が好きな生徒が集まる航空科から航空業界を目指せる

学校法人日本航空学園は、1932年に創立された日本国内で最大・最古の航空専門校です。全日制高校と通信制高校、さらに大学校も運営しており、その中で『日本航空高等学校(通信制課程)』は1999年に開校して山梨、東京、北海道の3カ所に直営キャンパスを展開しています。
学科は「普通科」と「航空科」の2つです。全国的にも珍しい航空科では、航空について学ぶことができます。真剣に航空業界を目指すのであれば、系列の大学校に進学する道も拓けています。専門性の高い学科なので、航空機が好きな生徒、航空業界で働きたいと思っている生徒が集まっているのが特徴です。

通信制高校は不登校経験者の受け皿となっているため、通信制高校に入学することでネガティブな意見を言われることもあります。しかし、不登校の生徒しかいないわけではありませんし、自由度が高い分、やりたいことがある人ほど向いている学校です。語学の勉強や資格の取得など、将来のためにダブルスクールをしたいからと中学卒業後にストレートで進学する生徒も増えているので、将来のプランが決まっているなら、学校に相談してください。

生徒は身体的な成長と共に心も成長していく

生徒は身体的な成長と共に心も成長していく

通信制課程に通う生徒の大半は不登校の経験があり、その多くが心身のコンディションが整っていない状況に陥っていることが原因であると考えられます。 生徒も家族も不安な日々を過ごすことになりますが、必ず出口はあります。

はじめはまったく話そうとしない生徒もいますが、どの生徒も身体的な成長と共に心も成長していきます。大切なのは、生徒を信じ続けること、そして成長に合わせたサポートを行うことです。全日制高校では集団で規律を守ることが求められますが、通信制課程では無理に集団に加わる必要はありません。そこで、学校に居場所をつくり、問題なく学校に来られるならアルバイトなどの社会経験を積んでもらいます。通信制課程は自由に使える時間が多いので、卒業後を見据えて適切なタイミングでさまざまな経験を積んでいきましょう。

通信制高校とサポート校は相互の信頼関係がなければ成り立たない

通信制高校とサポート校は相互の信頼関係がなければ成り立たない

日本航空高等学校の通信制課程では「子どもたちの居場所をつくりたい」という想いから全国的に提携サポート校を増やしています。サポート校と通信制高校の関係を簡単に表すと、普段の学習サポートやメンタルケアはサポート校で担ってもらい、単位や進路に関わることは通信制高校で行います。学校間で相互の信頼関係がなければ生徒一人ひとりを適切にサポートすることはできないため、日本航空高等学校ではサポート校ごとに担当者がつき、生徒への学習サポートやメンタルケアについて日々情報を共有しています。

特に、進学時に必要な調査書には成績だけではなく日頃の生活態度なども記載されます。調査書は通信制高校で作成しなければならないため、サポート校から普段の様子を聞き取り調査書をつくっています。他にも、就職する際の企業への提出書類、全国19カ所に会場があるスクーリングの案内など、通信制高校とサポート校が連携する場面は多くあります。
家の近くのサポート校に入学する際は提携先の通信制高校がどこか、しっかり情報共有をしているかを確認してください。その上で日本航空高等学校(通信制課程)を選んでもらえたら嬉しいです。

野村 理恵
通信制高校

学校法人日本航空学園 日本航空高等学校

副校長

野村 理恵

監修記事

学校法人日本航空学園 日本航空高等学校 副校長 野村 理恵

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