メインメニュー
通信制高校には人間関係のトラウマから学校に通えなくなったり、人と関わることに不安を感じている生徒もいます。それにより、マンツーマンの個別指導を希望する傾向にあります。しかし、個別指導が中心の学校生活では他の生徒との交流が希薄になるので、横(他生徒)とのつながりを育む機会が失われてしまいます。人間関係の横のつながりは将来において重要な要素です。自宅でのネット学習がメインの通信制高校も多くありますが、人とつながり、将来を考えるきっかけを作るためにも、悩みを抱えている生徒こそ通学型の通信制高校を視野に入れてほしいと考えています。そのために学校ができることは、生徒が安心して自分らしくいられるような心の居場所を提供することです。自信のない生徒に「頑張れ」と言ってもそう簡単には頑張れません。まずは「大丈夫、それでいいんだよ」と肯定してもらえる居場所が必要です。
登校日数を最小限に抑えて卒業できるという通信制高校が多くありますが、通信制高校を選ぶ生徒の中には、大人の助けが必要な生徒も少なくありません。自宅は自分がいつもいる場所ということもあり、安心できるとは思いますが、その中で関わるのは家族などの極めて限られた相手だけです。その状況では、家=孤独な場所になり、家の外からの新しい刺激が入りにくい環境となってしまいます。一方、通学型の通信制高校では、より生徒に合わせたサポートを対面でできるため、学校に通いながら居場所を見つけることができます。ECC学園高等学校では、生徒が新しい世界に飛び込んでいけるよう、生徒と先生だけの関係だけでなく、学年の枠を超えて生徒同士がつながることのできるコミュニティ構築にも努めています。具体的には、友達ができる機会を作る「フレンドサポート」、生徒のレポートの添削を行う「スタディサポート」、専門職員が進路サポートを行う「キャリアサポート」、毎日常駐している心理カウンセラーと看護師が生徒の心のケアを行う「メンタルサポート」といった取り組みを実施しています。
通信制高校選びで重視してほしいことは2つあります。1つ目は、その学校に入学して、自分らしくいられるかどうか。その学校が自分の居場所となり得るかどうかです。そして2つ目は、その学校に通った自分の3年後の姿がイメージできるかどうかです。全日制高校と違って、通信制高校には好きなことに時間を存分に費やせるという特徴があります。実際、通信制高校の生徒は、学校生活の8割を自分たちの好きなことを学ぶ時間に充てています。ですから、生徒の皆さんには「自分はできない」と決めつけず、自分の好きなことで輝いてほしいと思っています。学校に飛び込んできてくれさえすれば、その後のきっかけ作りを全力でサポートしますし、生徒の個性や好みを理解し、どんなことでも受け入れます。皆さんもぜひ、本校で将来やりたいことを見つけてください。