通信制高校やサポート校でのオンライン学習とは

PICKUP オンライン学習

取材日:2024.10.24

オンラインの活用状況やニーズの変化

1990年代に始まったオンライン学習はかつて、授業動画を見て自主学習するものが主流でした。しかし最近は授業だけでなく、オンラインで生徒に学習指導も行う通信制高校やサポート校が増えてきています。その背景には生徒のニーズの変化があります。
不登校で勉強が遅れている子の場合、「勉強についていけてない」「先生が怖くて質問できない」といった不安から「勉強を取り戻したいけど、どうすればいいかわからない」という状況に陥りがちです。そういった子どもたちが、一人ひとりへのサポートが手厚い通信制高校やサポート校に通うことで安心感を持って勉強に向き合えるようになり、「学習内容をちゃんと理解したい」というニーズを持つようになっています。そういった生徒のニーズに応え、オンラインツールをコミュニケーションに活用している通信制高校やサポート校では、Zoomやチャットなどで先生に質問、相談できる環境を整えています。

オンラインの活用状況やニーズの変化

コミュニケーションや勉強が不安なら、オンライン学習がおすすめ

「コミュニケーションが得意でない」「学習ペースを自分で決めたい」「体調などの理由で通学が難しい」といった生徒には、オンライン学習がおすすめです。オンライン学習であれば、最小限のコミュニケーションから始められ、勉強のカリキュラムも先生と相談しながら決めていくことができます。登校方法も「アバターを使った、顔出しなしのバーチャル通学」や「ZoomやGoogle Meetなどのツールを通して、画面上で顔を合わせて会話できるオンライン通学」などから選べます。
また、通信制高校やサポート校の先生は、一人ひとりに合わせた学習プランを一緒に考えてくれるため、学習進度が遅れていても心配する必要はありません。

コミュニケーションや勉強が不安なら、オンライン学習がおすすめ

オンラインでどのくらいのサポートが必要か確認しよう

実際にオンライン学習を行っている通信制高校やサポート校を検討する場合、その学校がどのようにオンラインを活用しているか事前にチェックしておきましょう。
学校選びの主なポイントとして「授業中の顔出しの有無」「オンライン上で行われる授業形式が集団授業か個別授業なのか」「授業中当てられるか当てられないか」があります。また、学習のサポートが個別指導で行われるのか、集団指導で行われるのか、といった違いも押さえておきましょう。オンライン学習も、自分に合っていないものだと精神的負担が大きくなることがあります。自分にとって負担の少ないオンライン学習を選びましょう。

昔はオンライン学習といえば授業動画を見るだけでしたが、現在は学習サポートまで行ってくれる学校が増えています。また、学習サポートの内容もオンライン面談、チャット相談、仮想空間での指導など、生徒のニーズに合わせて多様化しています。ぜひ学校選びのポイントを踏まえて、自分に合ったオンライン学習を行っている通信制高校やサポート校を見つけてみてください。

福井 渉
サポート校

WAM高等学院

学院長

福井 渉

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