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「進学校で落ちこぼれたので大学は無理かもしれない」「通信制高校から大学に行くのは不利・難しいのではないか」などの不安を抱える方に向けて、不登校を改善し大学進学を目指すための心構えを紹介します。ゴールフリー高等学院の森川学院長にお話を伺いました。
進学校や中高一貫校では、人間関係の問題よりも学力面を理由に不登校になる子が多い傾向にあります。
進学校や中高一貫校は授業進度が速いため、起立性調節障害で朝起きられず、1日学校を休んだだけで勉強についていけなくなることも。負の連鎖が続き、学校に通えなくなるきっかけになります。
頑張って中高一貫校に入学したものの勉強についていけず、不登校になる場合もあります。学校で成績が落ちたことに劣等感を抱き、「学校に居場所がない」と考えてしまう子も多いです。
また、大学附属の中高一貫校の場合、「大学までエスカレーターで行ける」という安心感が油断を生み、勉強についていけなくなる子もいます。
進学校や中高一貫校は課題の量も膨大。夜中2時までやっても終わらないこともあり、「課題に追われるだけの毎日って何?」と思い詰めてしまい、不登校につながる場合もあります。
起立性調節障害の人は、今の自分の生活リズムに合わせて、元気な夕方や夜の時間に勉強しましょう。起立性調節障害の多くは、17~18歳くらいで回復するといわれています。
周囲からのストレスや自分への劣等感は、身体に負担をかけるだけです。自分を責めず、目的意識をもって起きている時間をうまく使えば、大学進学に向けて成長できます。
通信制高校やサポート校は、午後から授業を受けられるところも多いため、自分の体調に合わせて効率よく勉強できます。
高校の授業は成績上位2割に合わせた内容のため、8割の人には合っていません。また、成績下位層に合わせた内容もあるため、実際には多くの生徒が効率よく学べていない状態です。
通信制高校では、一律の授業・課題は最小限になるため、無理、無駄のない学習を行えます。卒業に必要な勉強以外の時間は自分の受験で必要な科目に使えるため、効率的な成長と大学進学を目指せます。
通信制高校やサポート校では、総合型選抜や指定校推薦を積極的に活用していますが、中には一般選抜で難関大学を目指す学校もあります。 不登校から大学進学する際、将来を考えるなら一般選抜がおすすめです。「とりあえず合格すればいい」という考えは禁物。一般選抜で合格できる実力を身につけておけば、大学入学後も躓きにくいでしょう。 ただし、目的意識が明確なら、総合型選抜や学校推薦型選抜が合う場合もあります。受験方法に気をとられて「行ける大学」を選ぶのではなく、大学進学の先の将来を見据え、自分の目的に合う大学を選び、その上でどの受験に挑戦するかを選ぶとよいでしょう。 不登校は挫折ではなく、全日制高校のシステムが合わなかっただけ。自分に合う環境を探して進めば、挫折でも回り道でもなく「最短ルート」です。ぜひ自信を持って進んでください。
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