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専修学校とは実践的な職業教育や専門的な技術教育を行い、各分野のスペシャリストを育成する教育機関です。高校卒業者が入学する「専門課程」、中学卒業者が入学する「高等課程」、入学資格のない「一般過程」があり、専門課程が所謂「専門学校」にあたり、高等課程は「高等専修学校」と呼ばれています。
中学卒業者を対象とする高等専修学校では以下の要件を満たすことで高校の卒業生と同程度の学力があると見なされ「大学入学資格」を得られます(文部科学大臣指定校の場合)。
高等専修学校の1番の魅力は自分の好きなことを思いっきり学べることです。IT、マンガ・イラスト、ゲーム、動画など全日制高校では専門的に学ぶことが難しい分野を学習しながら個性を伸ばしていけます。友だちもそれぞれ好きなことを学びたくて入学しているので、同じ趣味ではなくてもお互いを尊重し高め合う雰囲気があり、のびのびと学校生活を送れます。
全日制高校のどのクラスにもあるような、「SNSの流行りを知っておかないとクラスの話題についていけない…」なんて窮屈な環境とは無縁です。自分のために好きなことを学びながら学校生活を楽しみましょう。
高等専修学校(高等課程)では専門学校(専門課程)で教えているプロ講師がプロ仕様の設備や機材を使って授業してくれます。それだけでも登校のモチベーションは高まるでしょうが、同じものを好きな友だちもできれば学校生活はより一層楽しくなります。
中学校の時は不登校だった生徒も高等専修学校に入学して学校の楽しさに触れ、もう一度通いはじめるケースも多いです。詰め込み教育とは違い、好きなことを通して知識や技術、社会性を身に付けて成長してください。
また、高等専修学校には複数のコースが設けられていることが多く、イラストコースの生徒が描いたキャラクターをゲームコースの生徒がゲームに落とし込んで動かすなど、グループで作業する機会もあります。時には、企業主催のコンペティションに仲間と共に参加することも。ビッグプロジェクトではチームで目標達成に取り組むため、その過程でリーダーシップを発揮する生徒も出てきます。「好き」という軸で活動すれば、まだ知らない自分の可能性にも出会えるはずです。
不登校になったり退学したり、「みんながやっていること」から外れてしまうと「もう人生終わりだ」と思うかもしれません。実際、そのような悩みを抱えている生徒は大勢います。しかし、朝起きれず毎日登校できなくなったとしても、自閉症で周囲と上手くコミュニケーションできなかったとしても、自分の好きなことを楽しく学び、好きなことを通して本領を発揮する生徒も同じくらい大勢います。
みんなと同じようにできないからといって人生は終わりません。大切なのは自分の長所を見つけて伸ばし、社会に出てから自立することです。そのために「いまの自分にできること」を少しずつ実現していきましょう。
高等専修学校は毎日登校するカリキュラムが組まれていますが、通う習慣が身に付けば卒業後に大学や専門学校に進学しても、企業に就職しても、勉強や仕事に打ち込むことができます。サポート体制が手厚い高等専修学校では「なぜ登校した方が良いのか」という動機付けも行ってくれるので、保護者の方も安心して子どもが好きなことを学ばせてあげてください。
東京コミュニケーションアート専門学校の高等課程では特性が違う生徒に合わせて1人ひとりに適した学びを提供しています。仮に主要5教科が苦手だったとしても、自分の好きなことを追求できればその好きなことを仕事にできます。
高等専修学校には1人ひとりの違いを尊重し合える環境があるので、まずは好きなことを軸にさまざまな経験を積み、知識や技術を身に付けていきましょう。「好き」という気持ちさえあれば自分の居場所を確保できますし、安心できる場所が見つかり適切なサポートを受けることができれば自然といろいろな可能性が開けるはずです。