ゲームという「好き」を入り口に専門技術を身につけられる高等専修学校の秘密

PICKUP 高等専修学校 ゲーム

1.高等専修学校ってどんな学校?

高等専修学校ってどんな学校?

専修学校とは実践的な職業教育や専門的な技術教育を行い、各分野のスペシャリストを育成する教育機関です。高校卒業者が入学する「専門課程」、中学卒業者が入学する「高等課程」、入学資格のない「一般過程」があり、専門課程が所謂「専門学校」にあたり、高等課程は「高等専修学校」と呼ばれています。

中学卒業者を対象とする高等専修学校では以下の要件を満たすことで高校の卒業生と同程度の学力があると見なされ「大学入学資格」を得られます(文部科学大臣指定校の場合)。

  1. 修業年限が3年以上
  2. 卒業に必要な総授業時間数が2,590時間以上(普通科目の総授業時数は420時間以上が望ましい)

つまり、10代半ばから専門的なことを学べ、大学にも進学できる、それが高等専修学校です。続いて、「ゲームが好き」「将来はクリエーターになりたい」と思っている方に向けて東京コミュニケーションアート専門学校 高等課程を例に出しながら詳しく説明します。

2.高等専修学校だからこそ学べる「ゲーム」のこと

高等専修学校だからこそ学べる「ゲーム」のこと

高等専修学校(専修学校 高等課程)の特徴は、全日制高校や通信制高校にはない本格的な設備・機材を使った専門的なカリキュラムが設けられていることです。講師も各分野のプロで、「好き」をきっかけに自分の興味を深掘りしていくことができます。
10代のスマホに必ず入っているものと言えば、動画とSNS、そしてゲームアプリです。東京コミュニケーションアート専門学校 高等課程にもゲームづくりに関心がある生徒に向けて「ゲームクリエーターコース」を開設しており、ゲーム制作に必要なコンピューター言語やキャラクターデザイン、スマホゲームのユーザーに課金してもらうためのイベントのつくり方など、ゲームにまつわるさまざまなスキルを学んでいけます。

どの業界でも同じですが、一言で「ゲームづくり」と言ってもその背後には多様な役割・仕事が存在しています。プロの講師と接することでゲーム業界をより身近に感じられますし、高等専修学校は企業と協力した産学連携プロジェクトにも力を入れているので仕事としての関わり方も学べます。
プロから学び、企業と関わり、自分の適性を見極めていく。そうしたプロセスを踏むことで「将来もゲーム業界で生きていくのか」という決断を後押ししています。

3.ゲームを軸にした学びで将来のイメージができてくる

ゲームを軸にした学びで将来のイメージができてくる

「ゲームが好き」「ゲームにまつわる仕事がしたい」という子どもに対して、今も昔も保護者は良い顔をしません。しかし、ゲーム業界にはゲームプランナー、エンジニア、デザイナーなどさまざまな仕事があり、「ゲームという切り口から自分のやりたいことが見つかる」と説明すると、ほとんどの保護者はゲームを学ぶことを肯定してくれます。特に高等専修学校には最新の設備が揃っているので、学校を見学すると「ここでなら頑張ってくれそうだ」と安心してくれることが多いです。
そして、子どもたちもゲームエンジンやキャラクターデザインなど専門的な学びを深めていくにしたがって自分の適性を知り、「ゲームづくりが自分にとって生きる力になるのか」を判断できるようになります。

ゲームなどのクリエイティブに関わる業界は働く環境としてはブラックなイメージが強いですが、いまはホワイト化が進んでいます。そのような話を業界で活躍してきたプロ講師から教えてもらえば、業界への興味も強まりますし、ゲームづくりを通して仕事や環境への理解を深め、将来のイメージを少しずつ固めていきましょう。

「ゲームは好きだけど、何かができるわけじゃない。好きという一点だけで入学しても良いのかな?」と思っている人も多いと思います。結論から言えば、「好き」という気持ちさえあれば大歓迎です。
好きなことだから興味をもって自発的に学ぶことができます。学ぶことによって知識やスキルが身に付き、経験値も高まります。さまざまな経験を積むことで将来へのイメージが明確になっていきます。「好き」という気持ちをベースに、「好き」を軸に学びを深めていきましょう。

安田 貴之
高等専修学校

学校法人滋慶学園 東京コミュニケーションアート専門学校

学科長

安田 貴之

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