通信制高校の面接で落ちることはあるの?どんなことを聞かれるの?

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多様な生徒の受け皿となっている通信制高校の面接は、落とすために行うのではなく、「学校との相性」と「入学の意思」の確認を目的として行われるそうです。あまり固く考えずに、なぜこの学校に入りたいのかを親子で話してみてはいかがでしょうか。当日の心構え、服装やメイクなどに関するアドバイスも含めて、鹿島学園高等学校・熊崎先生にお話しを伺いました。面接に対して不安や緊張を感じる方もいらっしゃるでしょうが、この記事を参考にしながらリラックスして面接を受けてください。

通信制高校の面接では、「学校との相性」と「入学の意思」を確認される

通信制高校の面接では、「学校との相性」と「入学の意思」を確認される

通信制高校の入試では面接が重視されます。学力を測るために簡単なテストを行ったり、「高校生になって頑張りたいこと」などのテーマで作文を書いてもらうこともありますが、テストの結果で不合格になることはほとんどないと思います。

しかし、面接では不合格になってしまう可能性もあります。通信制高校の面接で見ているのは、「学校やキャンパスとの相性」と「入学の意思」です。例えば、校則が厳しい学校なのに髪を染めてTシャツ・短パン・サンダルのような恰好で面接を受けに来たら、相性が悪く入学の意思はないと判断されるでしょう。服装は面接という場所に適切なものであれば構いません。生徒は中学や以前の高校の制服、もしくは私服でも清潔感を意識した恰好であれば大丈夫です。保護者の方の服装についても華美になりすぎず身だしなみに気を付けていれば問題ありません。

中には「面接」と聞くだけで緊張してしまう生徒もいるでしょうが、特別身構える必要はありませんし、上手く話す必要もありません。少しずつでも言葉をつなぎ、「この学校に入りたい」という意思を示してくれたら先生たちは全力でサポートします。

10年後にどうなりたいか、通信制高校なら卒業までにじっくり考えられる

10年後にどうなりたいか、通信制高校なら卒業までにじっくり考えられる

私立の通信制高校は間口が広いとはいえ、すべての生徒を受け入れることはできません。義務教育ではないため入学の意思がなければ落としますし、学校ごとに考え方や授業方針、サポート内容、通学スタイルなどが違うため、生徒によって必ず「合う/合わない」が出てきます。

鹿島学園高等学校ではミスマッチを防ぐために面接で学校の仕組みや指導方針、学費について説明し、いじめ、暴力行為等、生徒指導上の問題行動を起こした場合は、退学を含めた厳罰に処するといったルールを確認しています。

ちなみに、私が面接を行う時は以下のような質問も追加で行っています。

「なぜこの学校に入りたいと思ったのか」
「入学して何を頑張りたいか」
「10年後はどんな風になっていたいか」

志望理由などは事前に考えていたとしても、将来についてはまだそこまで考えられていない生徒がほとんどです。それでも敢えて聞くのは、もし将来の目標がまだ決まっていないのなら、卒業までに一緒に考えていこうと伝えたいからです。

面接では身だしなみに気を付けて、会話の中で入学の意思を示してください。上手く話せなくても心配することはありません。少しでも話しやすくなるよう先生たちがフォローしますし、あなたの想いをしっかり受け止めます。高校に入ってどんな生活を送り、将来どうなりたいか、10年後のことまで一緒に考えていきましょう。

熊崎 沙彩
通信制高校

鹿島学園高等学校 川崎キャンパス

キャンパス長 国語科教論

熊崎 沙彩

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