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高校生で美容師免許を取得するには、通信制高校やサポート校の美容師コース、美容師関連の高等専修学校のどちらかに進む必要があります。
高校生のうちから美容師の勉強をはじめたいなら、なるべく早く美容師免許を取り、高いスキルを身に付けたいと思っているはず。
通信制高校やサポート校、高等専修学校ではどのように技術を養うのか、高卒資格は取得できるのか、高校生活はどのようなものなのか、メリットやデメリットについて飛鳥未来高等学校の中野先生にお聞きしました。自分に合う学び方、美容師免許の目指し方を見つけてください。
中学生のうちから「将来は美容師になりたい」という確固たる夢を持っているなら、なるべく早く美容師免許を取り、働きながら高いスキルを身に付けたいと思うかもしれません。高校生で美容師免許を取得するには、「通信制高校やサポート校の美容師コース」と「美容師関連の高等専修学校」のどちらかに進む道があります。ここで、図解を交えてそれぞれの違いやメリットを見ていきましょう。
高卒資格 | 学習形態 | |
---|---|---|
通信制高校 | 取得できる | 専門学校とのダブルスクールが多い |
サポート校 |
サポート校のみでは取得不可 (通信制高校への所属も必要) |
専門学校とのダブルスクールが多い |
美容師関連の高等専修学校 |
取得不可 (通信制高校と提携していれば取得可能) |
同じ学校で美容技術を学べる |
通信制高校やサポート校の場合は卒業と同時に高卒資格が与えられ、美容技術は各学校が提携している専門学校で学ぶためダブルスクールの形となります。一方、高等専修学校の場合は通信制高校と提携し、サポート校の役割を果たしていれば高卒資格を取得できます。
通信制高校でも専門的なスキルを身に付けることができ、高等専修学校でも高卒資格を取得できるなら大きな違いはないように見えるかもしれません。しかし、高等専修学校は高卒資格の取得ではなく技能の習得を重視し、通信制高校はあくまで教育がメインなので生徒へのフォローアップも充実しています。
通信制高校・サポート校の場合
高等専修学校の場合
どちらにもメリットとデメリットはありますが、確実に高卒資格を取り、美容師以外の道も考慮するなら通信制高校・サポート校、家業を継ぐ場合など美容師になりたいという夢が明確な場合は高等専修学校を選ぶのが良いかもしれません。
通信制高校・サポート校の美容コースでは卒業すれば高卒資格を取得できるため、卒業後に改めて専門学校に行きたいと思った場合もスムーズに進学できますし、「高卒」が条件となっている仕事や資格にも挑戦しやすくなります。
これはとても大きなメリットで、通信制高校と専門学校のダブルスクールはなかなか大変で毎年挫折する生徒がいます。ただ、挫折しても高卒資格があれば新しい道に進みやすいですし、美容師を目指しながら他の可能性も模索したいなら通信制高校やサポート校を選んだ方が良いでしょう。
通信制高校やサポート校の良いところは、学校行事などの高校生活もしっかり楽しむことができ、将来についてじっくり考えられることです。高校生のうちにやりたいことが変わるのは当たり前。いろいろな経験を積む中で興味の幅が広がれば、将来の夢や目標も変わっていきます。高校生活を楽しみながら、本当に自分がやりたいことを見つけてください。
尚、学校を選ぶ際は通信制高校の雰囲気とダブルスクール先となる専門学校の雰囲気をどちらも確かめておきましょう。また、雰囲気だけではなくダブルスクール先の専門学校への通学距離が遠ければ、その分通学の負担が大きくなるため、通信制高校と専門学校を両立できるかを慎重に検討した方が良いでしょう。サポート体制や学校間の連携などは個別相談会で確認してください。