「社会がつくる」通信制高校 ※2023年4月新設※

社会 個性

上場企業の役員や大学教授も賛同する、新しい学び舎のカタチ

上場企業の役員や大学教授も賛同する、新しい学び舎のカタチ

青楓館高等学院は2023年4月に開校したばかりの通信制高校です。場所は兵庫県明石、この地で「社会がつくる教育機関」を目指しています。教育委員会や学校の先生ではなく、「社会」につくってもらうため、上場企業の役員や大学教授、元教員などさまざまな分野の社会人にボランティアで協力していただいているのが特徴です。このような学校を構想した背景には、私の人生経験があります。

私は大学生の時、教員になるための教育実習で社会に出る直前の高校生と接しました。そこで、「社会のことを何も知らない自分が、この子たちに一体何を教えられるだろう」と違和感を抱き、教員の道を止めて就職を選びます。就職したPR会社でさまざまな企業と関わり目の当たりにしたのは、学校教育で輩出する人材と社会で活躍する人材が異なることでした。これは、時代が急速に変化する中で日本の教育が100年以上変わっていないことに起因しています。もっと一人ひとりの個性を大切にし、「右向け右」と言われて左を向くような生徒をはじめ不登校や発達障害の生徒に対しても「イイね!」と言ってあげる教育を提供したい。そう考え、個性を活かして入学できる総合型選抜(旧AO入試)に着目して総合型選抜の専門塾に転職しました。

塾では校舎長として約50名の生徒を受け持ち、初年度から合格率100%を達成しましたが、塾で過ごす時間は週に2~3時間程度です。最も長い学校で過ごす時間を変えなければ生徒の人生は変わらないと思い、青楓館高等学院を立ち上げました。

課題解決型学習と1on1コーチングで社会に役立つ力を育てる

課題解決型学習と1on1コーチングで社会に役立つ力を育てる

私たちは学びのサイクルはアウトプットが先であると考えています。例えば、人と話して意図が正確に伝わっていなければ会話力が足りない、自分の気持ちをうまく言葉にできなければ国語力が足りないと思うでしょう。自分に足りない部分を補うために勉強するし、アウトプットがあるから勉強する意味も見出せます。

アウトプットから学びを広げていくため、青楓館高等学院では午後の授業でPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)をメインに行っています。①地元・明石の魅力を発信する「明石PBL」、②夏祭りをつくる「神戸PBL」、③熊本県大津町の町長と街づくりに取り組む「熊本PBL」、④環境問題をテーマに北海道網走・美幌の地方創生に挑む「北海道PBL」、⑤学校の制服をプロのデザイナーと一緒に制作する「制服PBL」など、さまざまなプロジェクトを通して社会で役立つ力を養います。熊本PBLでは阿蘇山の麓にある大津町の歴史や名産品を調べ、同程度の人口をもつ町の復興方法も徹底的に調査します。そして、生徒は自分たちで考えた復興プランを2週間に1度のペースで町長にプレゼンしています。プレゼンを通して思考力や伝達力といった社会と関わる上で必要な力を育てているのです。

また、やりたいことを探したり、メンタル面をケアするために先生、大学生、社会人による1on1コーチングも毎週行っています。1on1を通して目指す方向性を一緒に考え、またPBLに活かしていく、というサイクルです。

高校生活は何度でもやり直せる。悩むなら青楓館高等学院へ

高校生活は何度でもやり直せる。悩むなら青楓館高等学院へ

不登校も個性の1つなので、無理して学校に来る必要はありません。すべての授業はオンラインでもオフラインでも参加でき、不登校の生徒に対しても1on1を実施しています。1on1で何が嫌なのか、どんなことをやりたいのか聞き、興味のあるプロジェクトがあれば参加してもらう形で登校につなげています。

実は、不登校は総合型選抜との相性が良いのです。総合型選抜は個性を重視するため、ネガティブな原体験がアピールポイントになります。「本当かな?」と思うかもしれませんが、実際に私と学院長は前職の塾で3年間に計800名の受験生を総合型選抜で合格させました。ぜひ青楓館高等学院で好きなことに取り組み、大学進学を果たしてください。

通信制高校に飛び込むことを躊躇する生徒や保護者の方も多いと思います。でも、飛び込んで失敗したら転校すれば良いのです。高校生活は何度もやり直せますし、数回程度の転校もすぐ受け入れられる多様性の時代です。悩むくらいなら一度飛び込んでみてほしいですし、その中で青楓館高等学院を選んでくれたら嬉しいです。

岡内 大晟
サポート校

青楓館高等学院

代表

岡内 大晟

監修記事

青楓館高等学院 代表 岡内 大晟

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