歴史と伝統ある麗澤高等学校が開設した、心の教育を根幹とする通信制高校

多様化 人間力

心を育み、知性を人のために活かす。90年近く受け継がれる教育理念

心を育み、知性を人のために活かす。90年近く受け継がれる教育理念

麗澤高校の前身である『道徳科学専攻塾』は昭和10年(1935年)に開校しました。創立者は廣池千九郎。独学で博士号を取得し、早稲田大学の講師や神宮皇学館の教授を歴任した法学者・教育者で、明治政府によって進められた日本の古事に関する大百科事典『古事類苑』の編纂にも携わっています。
多様な研究成果と体験から創立者はモラロジー(総合人間学)を提唱し、「知識を活かすものは品性と道徳性である」という知徳一体の教えを遺しました。この教えは現在も脈々と受け継がれ、感謝の心・思いやりの心・自立の心を育む教育を実践しています。
心を鍛えて知性を磨き、世のため人のために活かしていく。この建学の精神は全日制だけではなく、2022年に開設した通信制課程にも共通するものです。

教職員は専属。施設とノウハウは共有。さらにイベントも盛り沢山

教職員は専属。施設とノウハウは共有。さらにイベントも盛り沢山

多様化・複雑化する社会で有意な人材となり活躍する為には、知性を育むことはもちろん、それを活かすための高い人間力を養うことが求められます。その人間力の根幹を形成するためには、「こころ」を育てる教育が必要です。麗澤教育は創立以来、一貫してこの伝統を守ってきました。そんななか現在の日本全国の学校では、不登校や身体的理由等で学校に通えなくなる生徒も増えてきました。そこで、より多くの方に麗澤教育に触れてもらうことと、多彩・多様な学びを可能にする場所として通信制課程を設けました。
また、生徒だけではなく保護者などご家族の方にも麗澤教育に触れてもらい、人生を歩む上でのヒントを得てもらえるよう、年2回の保護者学級を開催しています。当然、教職員自身が生徒のよきお手本、或いは伴走者となれるよう創立者の教えを学び日々研鑽に励んでいます。そして、少人数教育を実現して生徒と教職員が密に関われるよう、教職員は通信制専属で主要教科を網羅しています。

本校の敷地内には、幼稚園・中高・大学・大学院、生涯学習施設そしてサービス付高齢者向け住宅まであり、それらの特徴とノウハウ、環境を共有し、有機的に繋げることで他ではできない教育環境を有しています。通信制課程に通う生徒も大学の学食や図書館、ゴルフ場、テニスコートなどを利用できます。進路のサポートは個別最適化を図り、コース制を取り入れています。イベントも豊富で、全員が集まるホームルームを毎月開き、伊勢神宮や創立者ゆかりの地である谷川温泉を巡る宿泊旅行、筑波山登山、ゴルフ大会、美術館見学等、月一イベントと称した自由参加の学校行事を多数開催しています。また、麗澤大学とも提携しており、通信制高校にいながら一足早くハイレベルな授業が体験できる出張講義なども本校ならではの行事です。

通信制課程ができ、麗澤が変わる。そこで学ぶ、あなたも変わる

通信制課程ができ、麗澤が変わる。そこで学ぶ、あなたも変わる

全日制の麗澤高校に比べ、通信制課程では校則は緩やかです。従って髪型や服装は自由です。自由度を高めることで「麗澤のイメージが変わるのでは…?」という声もありましたが、自由には責任が伴います。常に「麗澤の一員である」という自覚を持つことを忘れずに、やるべき義務を果たしながら様々な環境で多くの人と関わり、その過程で感謝の心、思いやりの心、自立の心を育んでもらうことが通信制課程における教育の本質だと考えています。
学びの多様化に伴い、通信制高校は現代に不可欠な学びの場となりました。同時に、私たちは「麗澤にしかできない教育」を実践しています。すなわち、麗澤の通信制だからこそ提供できる学びがあり、麗澤の通信制で学ぶことで掴める何かがあるはずです。生徒一人ひとりの可能性を広げるため、探究活動も充実させており、今後は大学のようにゼミ形式を導入し、生徒の探究心を更に深めるプログラムを実施予定です。
「いまの自分を変えたい」「麗澤教育に興味が湧いてきた」という方は、ぜひ麗澤高校を訪れて自分の目でどんな学校なのか確かめてください。

山本崇之
通信制高校

学校法人廣池学園 麗澤高等学校 通信制課程

教頭・地歴公民科教諭

山本崇之

監修記事

学校法人廣池学園 麗澤高等学校 通信制課程 教頭・地歴公民科教諭 山本崇之

一覧へ戻る