eスポーツדデジタルスキル”で、"好き"を確かな力に変える

コミュニケーション能力 eスポーツ インターンシップ

取材日:2025.12.16

技術より大切なのは「心」

技術より大切なのは「心」

私は高等専門学校を中退後、プロゲーマーとして活躍しながら、専門学校講師、デバイスメーカー勤務と、プレイヤーと社会人の両方を経験してきました。その経験があるからこそ、日本のeスポーツ業界はまだまだ未熟であると断言できます。 プロの世界においても、「試合に勝ちたい」という個々の思いが先行してしまい、結果としてうまくいかない場面を見てきました。

しかし同時に、私はeスポーツが持つ可能性を最大限活かしたいと願っています。eスポーツはプロ選手だけで成り立つわけではありません。試合を彩るデザイナー、熱狂を生む大会主催者や解説者、プレイを支えるデバイスメーカー。eスポーツの周りには数えきれないほどの職種があり、多様な未来が待っています。好きを切り口に、将来の選択肢が無限に出てくるのです。

だからこそ私は、心技体を兼ね備えた最強の人材を輩出したいと本気で思っています。勝負の世界で勝ち抜く忍耐強さ、仲間と連携するコミュニケーション力、困難を打開する問題解決力。技術だけでなく、人間としての土台がしっかりしているプロの心構えを持った人材を育てること。それが、私を育ててくれたeスポーツ業界への一番の恩返しだと思っています。

ゲーム好きの熱量で、社会を生き抜く

ゲーム好きの熱量で、社会を生き抜く

本校には不登校を経験した生徒も在籍していますが、授業開始時間より1時間も早く登校してeスポーツの練習に打ち込んでいたり、大会のあった土日も早く登校し、チームでの打ち合わせや、個人練習に取り組んでいました。

私はこの熱量をそのまま社会で通用する力へ変換させたいと考えています。 例えば、チーム対戦で味方を強く責める生徒がいれば、私はすぐに問いかけます。「なぜ失敗したのか?」「次はどうすればいいか?」感情をぶつけるのではなく、論理的に考え、相手に伝わる言葉を選ぶ。常にボイスチャットで連携するeスポーツだからこそ磨ける、高度なコミュニケーション能力があります。「ゲームのおかげで誰よりも社会人基礎力が身についた」と胸を張れる生徒に育てたい。 それが私の指導方針です。

インターンシップで磨く自信

彼らを最強の人材にするために、私たち教員はeスポーツ以外の武器も持たせたいと考えています。本校のカリキュラムは、eスポーツを入り口に、生徒の可能性を最大化するためのものです。

1〜2年次は、まず興味の幅を広げることを重視します。「勝ちたい」という気持ちを学びにつなげ、海外選手との連携に役立つ「ゲーミング英会話」を通して、自然と英語力が伸びる仕組みを取り入れています。
また、動画編集や画像加工(Photoshop)、生成AI(ChatGPT)などのデジタルスキルを身につけながら将来の選択肢を広げ、生徒が将来どのような道に進んでも迷わないよう、社会人基礎力の習得をサポートします。

3年次は、NTT東日本グループ企業(ドローンビジネス・技術の体験やICT×農業関連など)でのインターンシップを実施予定です。教室で磨いたデジタルスキルが、社会でどう役立つのかを肌で感じる職場体験プログラム。この経験は、就職であれ進学であれ、彼らの経歴に自信と信頼感を与えるでしょう。ここには、本気でデジタル人材を目指すための環境がすべて揃っています。

ゲーム好きの熱量は、未来を切り拓くエネルギー

ゲーム好きの熱量は、未来を切り拓くエネルギー

私自身、プロゲーマーになることを親に猛反対され孤独を感じてきました。「ゲームなんて」と否定される辛さは、誰よりも分かります。

だからこそ保護者の方には、子どもの好きを否定しないでほしいです。「もっと上手くなりたい」「仲間と勝ちたい」その熱量は、未来を切り拓くための立派なエネルギーです。

私たち教員は責任を持って、そのエネルギーを「生きる力」や「専門スキル」へと昇華させます。ここには、好きを否定せず仲間と共に成長できる環境があります。どうか信じてその一歩を踏み出してください。

佐藤 正宗
サポート校

NTTe-Sports高等学院

担任

佐藤 正宗

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