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明聖高等学校は千葉県初の私立通信制高校として2000年に開校しました。特徴は、毎日登校する全日コースがあり、好きなことを専門的に学べる全日ITコースと全日デザインコースも設けていること。そして、月2回スクーリングを行う通信コース、アバターを操作して学び卒業を目指すWEBコースも用意しています。生徒の要望に応えながらコースを増やし、全日型から完全ネット学習まで備え、ライフスタイルだけではなく、勉強以外にも色々なことにチャレンジできる環境が整った総合通信制高校です。
現在は千葉本校と中野キャンパスを展開していますが、地域の特性と開校後の要望から校舎ごとに校風を変えています。
不登校の経験から、入学時には学校に不安感を抱いている生徒もいます。そんな生徒たちに学校が居心地の良い場所になってもらえるよう生徒の声に耳を傾け、個々の状況に合わせたサポートを行なっています。
明聖高等学校では約7割の在校生が不登校を経験しています。不登校になった理由はそれぞれ異なりますが、共通しているのは自尊感情が著しく低いことです。自分に自信が持てず、耐性が低下し、不登校になっています。再度登校できるようになるには、生徒本人が自らを肯定し、他者から自分らしさを認めてもらう環境が必要です。そのために生徒一人ひとりと密接に関わり、活躍できる場所を提供し、自信を育み成功体験を積み重ねていくことに力を入れています。
ただ、一度挫けた経験があるとリスタートを切ろうと思っても自分から積極的に動けません。そこで大切になるのが、周囲と主体的に関わろうとする心を養うことです。生徒がやりたいことを受け入れ、学校が自分の居場所だと実感してもらう。学校行事を活発に行う。中学生向けのオープンキャンパスに参加して自らの体験を話してもらう。自信を回復するためのきっかけをたくさんつくり、生徒の主体性を呼び起こしています。
生徒主体の学校をつくるため、野球、サッカー、バスケ、テニス、新体操、サーフィンなどの部活動をはじめ体育祭、文化祭、合唱祭、生徒会、キャンプ研修、地域ボランティアといった多くの学校行事を設けています。
また、集団の中でどう自分を活かすか経験できていない生徒が多いため、全日型のコースではクラスを活用。入学当初は午前中だけ授業を行ない、登校と集団生活に慣れてもらいます。ホームルームクラス、習熟度別授業、コース別授業があるため、年間を通してクラスの垣根を超えたコミュニケーションが自然と生まれます。そして、全日制高校と同じように年度ごとにクラス替えも行いますが、学年全体で顔見知りになっているため、新しい環境にもすぐに慣れます。
生徒のニーズに応えながらも、数々の取り組みによって集団における自身の存在意義を認め、役割を見出し、生徒一人ひとりに主体性を養ってもらう。それが明聖高等学校です。
学校法人花沢学園 明聖高等学校 教頭・国語科教諭 吉澤 信二