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Be高等学院は、「進研ゼミ」などの通信教育で知られる株式会社ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)が運営する通信制サポート校です。私は、通信制高校や通信制サポート校が「あたりまえの選択肢」として世の中に広く認められることがすごく大事だと思っています。
日本の教育はよくできていて、全国の子どもたちが一定レベルの教育を受けられます。この教育制度が、日本全体の基礎レベルを底上げしているのですが、「みんな一緒じゃないとだめ」という思いに苦しめられることにつながる可能性もあります。
最近は、無理に学校へ行かせないという積極的不登校や、保健室登校などの不登校予備軍が増えています。不登校事情の変化を踏まえても、教育制度と現代社会は非連続になっているように思うのです。
大事なのは、選択肢が認められていること。私は、教育には正解がなく、100人いたら100通りの教育があったほうがいいと思っています。通信制高校や通信制サポート校は「個性を伸ばす選択肢のど真ん中」にあります。この選択肢も、あたりまえに選ばれる世の中にしていきたいと考えています。
Be高等学院の特徴は、ベネッセの強みを活かした学びのサポートです。
ひとつは基礎からの学び直しで、「進研ゼミ」が一番得意とするところ。未就学児向けの「こどもちゃれんじ」から小中高生向けの「進研ゼミ」は、大学受験を含む学習内容を網羅しています。なんらかの事情で学校から距離を置いていた子も、高校で学び直したらわかることもあるでしょう。高校生にもなると、買い物で割引の計算をするというように、実生活で学びの必要性を感じる機会が増えます。日々の生活で必要に迫られたときこそ、学び直しのチャンスです。
「進研ゼミ」で添削指導を行っている赤ペン先生も、ベネッセならではの強みです。Be高等学院では、赤ペン先生のなかでも、高校生のやる気を引き出すのが得意な方を赤ペンメンターとして配置します。生徒と赤ペンメンターは顔を出さずに交流することで、本音を話しやすくしています。 生徒がこぼした本音や困り感をすくい上げ、クラス担任に共有するのも役割のひとつ。赤ペンメンターとクラス担任は、連携しながら生徒の高校生活をサポートします。
また、ベネッセとしての強みを活かすほか、オンラインも効果的に活用します。Be高等学院では、オンラインの生徒と通学生、先生も含めて全員が、ovice(オヴィス)というバーチャルキャンパスに登校します。職員室もoviceにあり、各キャンパスの先生方にはオンライン上でいつでも会える仕組みです。このように、疎外感が生まれないようにしています。
「大学受験」はそれ自体が目標になってはいけないと考えています。「大学受験」という手段を通じて、卒業後に先生から離れて自信をもって自分の足で歩けるように、自分軸を掘り下げて、自分で未来を決められるようにサポートをしたいと考えています。
ベネッセとは、ラテン語の造語で「よく生きる」という意味です。これをBe高等学院の最上目標にして「なにを学びたいか」「その大学に本当に行きたいのか」など、自分にとっての「よく生きる」を突き詰めます。これが、自分軸を掘り下げるということです。
たとえ大学に進学しても、自分軸がしっかりしていなければ、壁に直面した際に折れてしまうことがあります。しかし、自分軸があれば、やりたいことを実現するために困難にも立ち向かうことができます。
私たちは、皆さんの悩みを解消するだけでなく、その悩みを一緒に考えることで「本当にやりたいこと」や「どう在るべきか」を見つけてほしいと考えています。
それこそが、大学受験や高校卒業資格の取得以上に、その子の糧になるはずです。