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取材日:2024.12.13
昔と比べると、SNSやオンラインゲームの普及により、英語に触れる機会が増え、英語がより身近な存在になっています。
しかし、英語に対して興味はあるものの、積極的に学びたいかと言われると、話は別のようです。
せっかく芽生えた興味を追求する機会が不足していることが、課題となっています。
英語の勉強といえば、テストに向けて単語を覚えるなどの「英文法の学習」や、「読む・聞くメインの学習」をイメージする人が多いのではないでしょうか。
海外のニュースを何となく理解できたり、または海外旅行で不自由しないレベルには到達できるかもしれませんが、実際に英語を話せるレベルには達していないのが現状です。
このような状況から、自分が英語を話せるようになるイメージができない、英語学習に楽しさを見出せないと感じてしまうようです。
国際力を身に付けるためには英語が話せることが必要だと思われがちですが、「国際力=語学力」というわけではありません。
日常生活で慣れ親しんだ環境、ストレスや不安を感じずに過ごせる心理的な安全領域のことを「コンフォートゾーン」と呼びます。
高校生のうちに、海外で自分のコンフォートゾーンを超える経験をすることで、失敗をポジティブに捉えられるようになりますし、体力、粘り強さ、臨機応変に物事に対応する力、そして忍耐力が自然と身に付きます。
英語が思ったほど話せなくても、意外に物事がどうにかなる経験や、自分が思っていた以上に英語が話せないことに気づく経験は、海外に行かないと得られない貴重なものです。
もちろん、英語がほとんど話せない状態で留学しても、得られるものはたくさんあります。そのような生徒は、まずは知っている単語を使ってみたり、伝えたいことを絵に描いたり、ジェスチャーや表情、イラストなどの非言語表現を駆使して、ホストファミリーとコミュニケーションをとっていきます。結果、多くの生徒は留学前よりも表情が明るくなって帰ってきます。通信制高校の余白の時間を活用して、海外でも国内でもいいので、違った世界に一歩踏み出してみてほしいです。
では、通信制高校ならではの英語学習とは、どのようなものでしょうか。
実は、オンラインを活用して英語を学べるという大きなメリットがあります。多くの通信制高校でオンライン英語学習が取り入れられていますが、地域によっては英語を教える教師の数が確保できない場合があります。
そのため、クラーク記念国際高等学校をはじめ、単語を覚えるための学習アプリや、生徒が希望する外国人講師の授業を、住んでいる場所や時間に縛られることなくオンラインで受けることができる仕組みを導入している学校もあります。この仕組みにより、地域によって学びの差が出ないような環境づくりができるのです。その結果、本校には英検準1級や1級に合格した生徒もいます。
「高校の勉強でここまでできるんだ」と思ってもらえる環境です。
しかし、「語学として英語を学んで終わり」ではなく、自分が英語を活用して、何をしたいか、その先までを考えてほしいです。
通信制高校ならではの体験もたくさんありますし、生徒の興味・関心に合わせたサポート体制も整っています。
「好きなこと」と「英語」が合わされば、将来はいくらでも広がります。視野が広がる瞬間や考え方が変わる瞬間は、実際に経験するまで、いつどこにあるか分からないものです。通信制高校ならではの様々な挑戦や経験を通じて、自分の視野を広げていきましょう。
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