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取材日:2024.10.24
個別指導を希望する生徒には主に2つのタイプがあります。ひとつは「学び直しを必要としている生徒」です。小中高のどこかで不登校経験のある生徒等は特定の時期の勉強が抜けているため、その抜けを補う学び直しが必要になります。
個別指導では、その生徒に合わせて学習範囲を決めることができるため、理解できているところまで戻って学習をスタートすることができます。また、対人関係に苦手意識がある生徒の場合、少人数で学習をサポートする個別指導は、集団授業よりも精神的負担が小さくなります。
個別指導のもうひとつのタイプは「難関大学進学を目指している生徒」です。こちらのタイプの生徒は、難関大学進学に向けて勉強を手厚く見てもらうために個別指導を希望しています。いわば予備校のようなイメージです。
個別指導には「難関大学に進学するために受講する」「個別だから学費が高い」といったイメージが先行しています。ですが実際には、学び直しのための個別指導も存在しますし、個別指導の費用は場所によって異なります。そしてもちろん、個別指導には独自のメリットがあります。
1つ目のメリットは、生徒一人一人の習熟度に合わせて学習進度を変えられる点です。その生徒が勉強のどのポイントでつまずいたかを把握し、その部分に戻って学び直しを進めていくことができます。
2つ目は、先生に進路相談しやすいことです。個別指導中に話をする中でお互いのことが分かり、先生はその生徒の普段の生活や特性を詳しく知ることができます。そして生徒の性格や思いを知っているからこそ、適切な進路指導が可能になります。
3つ目のメリットは、心身のサポートをしてもらいやすい点です。個別指導では、より一人一人の様子を見ることができるので、「今日はちょっと口数が少ないな」「いつもより少ししんどそうだな」といった小さな変化に気づくことができます。また、高校によっては保健室があり、悩みについて個別で相談することもできます。
個別指導を基準に通信制高校・サポート校を選ぶ場合、「個別指導の人数」と「何を目的とした個別指導なのか」をまず確認しましょう。
個別指導といっても、1対1の完全個別指導、先生1対生徒2〜3人の個別指導、先生が巡回する形での個別指導など、いくつかのタイプに分かれます。また、個別指導の目的が「基礎から学び直しをしたい」「自分のペースに合わせて教えてもらいたい」「大学進学」かも重要です。あなたの目的に合った方を選びましょう。
通信制高校もサポート校も、個別指導も含め、学校ごとにさまざまな違いがあります。自分のなりたい未来に繋がる学校を選び、その学校のカリキュラムやサポートを最大限活用していきましょう。
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