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「オンライン学習」といっても、その学習方法はさまざまです。大きく分けて次の4つの学習方法とメリットがあり、それぞれの通信制高校で学習目的にあわせて必要な学習方法が取り入れられています。
学習方法 | メリット |
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①動画 | 繰り返し視聴でき、復習しやすい。 |
②問題演習アプリ | 紙を使わず、英単語の暗記や問題演習に取り組める。 |
③ビデオ通話 | 場所を選ばず、相手の表情を見ながら話ができる。(Zoomなど) |
④チャットツール | 時間を選ばず、並行してさまざまな話ができる。(Teamsなど) |
①と②は、これまで教室に集まって、教科書とノートを開いて進めていた学習を個別最適化するためのツールです。何度でも繰り返し動画を見たり、学習する順番を決めたりすることで、自分のペースやレベルにあわせて学べます。
③と④は、学校だけでなくビジネスの中でも多く取り入れられているツールで、場所や時間に縛られず対話できます。通信制高校で不足がちなコミュニケーションの質を高め、量も増やすことで、学びをより豊かなものにしています。
オンラインでの学びは便利で効率的ですが、「オンラインよりリアルの方が、人とのコミュニケーションが取りやすく人間関係が深まる」と思っている方も多いのではないでしょうか。「学校に登校すること(通学)」がないと、友達や先生とのコミュニケーションが取れないのではないか、人間関係が希薄になるのではないかという不安もよく聞きます。
しかし、学校というコミュニティは住んでいる場所に依存していることが多いため、小中高生は、自分に合ったコミュニティと出会えない場合も物理的に環境を変えることが難しい状況があります。一方で、学校以外の世界ではオンラインゲームやSNSを通じてコミュニティを広げ、関係性を深めていくことが当たり前になってきており、コミュニケーションの形がどんどん進化しています。
オンラインで全国の仲間とつながることができる通信制高校では、普段会えない人と対話したり、時には国境を越えて人間関係を築いたりする生徒もいて、多様性に富んだコミュニケーションの機会を生み出すことが可能になっています。
この学びや対話をよりリアルタイムに実現し、「友達や先生といつでも会える場所」としてバーチャルキャンパスが導入されている通信制高校も増えています。ワオ高等学校のバーチャルキャンパスでは、ホームルームや授業、そして部活動などさまざまな活動が行われています。
我々大人とネット時代を生きる今の生徒では、コミュニティをつくる環境が随分違ってきています。しかし、どんな環境であっても、「自分だけよければいい、今だけよければいい」という考えで人間関係を築いていては、社会に出てから困ってしまう場面もあります。共同で何かを実践する経験も必要であるため、通信制高校ではスクーリングという学びの場があります。定期的に通学しながら参加するスクーリングから寝食を共にする宿泊型のスクーリングまで、その形態は学校により異なります。自身にあった形態のスクーリングを選び、人間関係を深める場として活用しましょう。
また、時間割に縛られず、自由な時間の使い方ができる通信制高校ならではの強みを生かして、さまざまなスタディツアー(国内外を問わず、さまざまな場所や人を訪ねる特別活動)に参加することもできます。学ぶというのは、教科書に書いていることを覚えるだけではありません。また、学びを得る場所も教室の中だけとは限りません。ぜひ、オンラインでつながり、さまざまな場所に出向いて「人との出会いから学ぶ」機会をつくるようにしましょう。