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通信制高校を卒業するにはレポート、スクーリング(対面授業)、テストをクリアして所定の単位を修得しなければなりません。スクーリングの場所や日数は通信制高校ごとに違い、「人と会いたくない」「知らない場所に行くのは不安」という生徒にとってはなかなかハードルの高いものです。そこで、改めてどのようなスクーリングの種類があるのか確認してみましょう。
通学コースでいつも通っている校舎に登校し、授業を受けます。普段の登校がスクーリングを兼ねているので特別なことは何もなく、慣れている場所で先生や友達とコミュニケーションを取る機会も多くあります。代替日を立てやすいので急な体調不良などでスクーリングの日に登校できなくても問題ありません。
指定日に指定会場へ行き、スクーリングに参加します。年に1~2回、比較的短い期間で終わり、合宿型のように宿泊施設に泊まることもありません。知らない人と一緒に泊まることに抵抗がある生徒はこのタイプが向いています。
決められた日に参加し、3泊4日、4泊5日などの日程で他の生徒と共同生活を送ります。ホテルや民宿に泊まることが多く、オンラインコースなどで普段は直接会うことがない生徒とも修学旅行のような感覚で仲良くできることが特徴です。
会場型、合宿型を問わず、集中スクーリングは「知らない場所」に行くことが多いので、そのことを不安視する生徒と保護者は多いです。ただ、学校側もその不安感はわかっているため、入学前にスクーリングする校舎を見学してもらったり、欠席した場合の代替手段(開催時期の異なる他会場)を案内したり、できる限りのフォローを行っています。また、スクーリング当日は先生たちがどの生徒にも等しく声をかけ、心配されることを嫌う生徒には一定の距離感を保つといった配慮もしています。
瑞穂MSC高等学校の場合は会場型と合宿型の集中スクーリングが両方あり、全国10カ所の会場(沖縄県本島<2025年度設置申請中>含む)から好きな会場を選べるのが特徴です。また、3年間のうち1度は石垣島本校で合宿型の集中スクーリングを経験してもらっています。
スクーリングには養護教諭も必ず帯同し、不安が大きい生徒に、教員一同で対応します。近くに家族がいる安心感を得られるよう親子同伴も可能で、生徒が授業を受けている間、その地域の観光を楽しむ保護者もいます。
どの通信制高校も生徒と保護者のスクーリングに対する不安を最大限取り除く措置を講じているので、安心して臨んでください。
スクーリングは通信制高校を卒業する上で避けては通れないものです。だからこそ、「どこへ行くのか」「何回行くのか」「宿泊場所はどのような環境なのか」などを入学前に確認し、自分ができる範囲内の学校を見つけましょう。
通学型、会場型、合宿型の中でも最もハードルが高いのは合宿型だと思います。ただ、先ほどもお伝えしたようにスクーリングは修学旅行のようなものです。北海道や沖縄など地方に本校を構える通信制高校ではその地域の自然や文化を感じるプログラムなどを組んでおり、瑞穂MSC高校でも石垣島本校のスクーリングではマングローブカヤックや島内の史跡巡りを体験できます。
同じ学校の生徒と一緒に泊まり、その地域の自然や特産品づくりを経験する。これも通信制高校における合宿型スクーリングでしかできない経験です。是非参加してみてください。