メインメニュー
「通信制高校に入学しても卒業して終わりじゃないの? 進学や就職はできるの?」と疑問に思っている方はいまだに多いです。保護者には通信制高校に対する従来のネガティブなイメージがいまも残っており、生徒は単純に通信制高校についてよく知らないために不安が拭えないのだと思います。
このような不安・イメージに対して、進路決定をはじめとする「出口のサポート」をどれだけできるか。この点は通信制高校全体の課題と言えるでしょう。
通信制高校に対して生徒と保護者がそれぞれ不安を感じていることは学校側も把握しています。そこで、各通信制高校が入学後だけではなく、卒業後の進路に向けた「出口のサポート」に取り組んでいます。ここでは瑞穂MSC高等学校の取り組みをご紹介します。
瑞穂MSC高校には進路指導室があり、大学や専門学校への進学と就職に向けたガイダンスを行っています。担任の先生と連携して学習の進捗具合を管理しながら、進学や就職に必要な情報を適宜提供。就職希望者には職場体験も実施します。
専門学校への進学希望者に向けて、専門学校の先生が進路に関するオンライン講座を開講しています。専門学校で実際にどのようなことを学び、どんな仕事に就くのかを案内し、自分の将来について具体的にイメージできる手助けをしてくれます。
学校の母体が『医学アカデミー』なので、在学中から資格取得支援の講座もおこなっています。その中でも、ドラッグストアやスーパーマーケットで医薬品を販売できる資格「医薬品登録販売者」の試験にむけたプログラムを無料で提供。
同グループのYTLが販売する「ズルい!合格法シリーズ」はAmazonランク1位の参考書・過去問題集・通信講座の活用ほか、講師陣による授業をライブ受講できます。今後もさまざまな資格を取得できるサポート体制で、進路選択の幅を広げるお手伝いをおこなっています。
中学時代に不登校などを経験していると、その経験やトラウマをマイナスなものと捉える生徒が多いです。しかし、通信制高校ではそのような経験もポジティブに変換し、自分の将来に対して前向きに考えられるようサポートしています。自分ではマイナスに捉えてしまう経験があるなら、従来のイメージに左右されず通信制高校への入学を検討してください。
通信制高校を検討する段階で注意してほしいのは、学校ごとにさまざまな特色がある、ということです。プログラミングコースや芸能コースがあったり、同じ系列の専門学校があったり、通信制高校は学校によってコースも雰囲気もまったく違います。
そのため、まずは自分がどこに向かって歩んでいきたいのか、興味や好きなことから探っていきましょう。例えば、ITに興味があるならプログラミングコース、絵を描くのが好きなら漫画・イラストコース、理学療法士などなりたい職業があるなら専門学校がある系列校といったように、将来に前進できる学校を調べてみましょう。その中で、入学後から卒業後までサポートが充実している通信制高校を選びましょう。
また、実際に学校の雰囲気を見ることはとても大切です。カリキュラムはもちろんのこと、相談しやすい先生や環境があるのかも確認した上で入学を決めてください。