通信制高校への転入を後悔させない。転入生が馴染みやすい雰囲気づくりの仕掛け

PICKUP 通信制高校 転入

通信制高校への転入を考えている方の多くは、転入後の人間関係に不安を抱えています。全日制高校との違いはあるのか、学校生活に馴染むためのサポートはあるのか。新たな学校生活を楽しむためにも、転入前に通信制高校のサポート体制や雰囲気を掴んでおくことが大切です。

温かい受け入れ体制が強みである通信制高校

温かい受け入れ体制が強みである通信制高校

新入生の数は増加傾向にありますが、中には転校生がほとんどを占めるキャンパスもあります。特に新しいキャンパスの場合は、キャパシティなどの理由により転入生が多くなります。毎月のように転入生が来るため、在校生も転入生への接し方には慣れていますし、見学に来た子たちに手を振る様子なども見受けられます。通信制高校には登校や対人不安を抱えていた生徒が多いですから、気配りのできる性格の子が多いです。また、在校生だけでなく先生も転入生に慣れているので、歓迎ムードで温かく迎え入れてくれます。転入生の受け入れに対する雰囲気は、全日制高校と比べると大きく異なると思います。

レクリエーションを通じて在校生や他の転入生と交流

レクリエーションを通じて在校生や他の転入生と交流

転入後のサポートについてID学園高等学校の取り組みを例に出すと、転入初日にガイダンスと、ウェルカムパーティーと呼ばれる交流会を開催しています。このパーティーは生徒たち自身が企画・発信しているもので、趣味について話したり、すごろくを使って自己紹介をしたり、全員一致ゲームを通じて交流を深めることを目的としています。在校生たちも最初は不安な気持ちを抱えて学校に足を踏み入れたので、転入初日の不安をよく理解しています。だからこそ、「温かく迎え入れてあげようね」という話を在校生にすると、とても熱量を持って取り組んでくれます。また、転入初日には面談を行い、生徒の個性や夢、進路について話し合いながら時間割を決めていきます。何かしらの理由があって通信制高校に移ってきた生徒がほとんどなので、その「何か」を解消しないと次に進むことはできません。そのためにも、コミュニケーションにはしっかりと時間を割くようにしています。

転入先の学校選びでは実際の雰囲気を感じることが重要

転入先の学校選びでは実際の雰囲気を感じることが重要

「転入しなければ良かった」と後悔するような転学を避けるためにも、事前に見学をして、通えそうだと自信が持てる学校に出会ってほしいです。在学生が活動している日中に、最低でも2〜3校に足を運んで、リアルなキャンパスライフを体感してみることをお勧めします。入学後の自分をイメージできるかどうかが大事なので、本当に自分のためになる場所かどうかの判断が必要です。また、ID学園高等学校の場合は広報担当者も全員、実際に授業を担当している先生です。現場の先生たちの話を聞いて、表情を見て初めてわかることもきっとあるはず。先生側からも、転入に悩んでいる皆さんに伝えたいことがあります。迷っているなら、まずは一度学校に来てみてください。

松井 直哉
通信制高校

学校法人郁文館夢学園ID学園高等学校

横浜キャンパス長、保健体育科教諭

松井 直哉

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