通信制高校にも夏休みや冬休みはあるの?全日制高校との違いを解説

PICKUP 通信制高校 夏休み

通信制高校の場合、夏休みや冬休みなどの長期休みは通学コースによって変わります。週5日通学するコースなら全日制高校と同様に長期休みがあり、週1登校やオンライン学習のコースはないことがほとんどです。通信制高校は自分のペースで学習を進められますが、生活リズムが崩れないよう規則正しい生活を送ることが大切。起立性調節障害など心身の問題で難しい場合は通信制高校の教員やスクールカウンセラーに相談して改善を図りましょう。そして時間を有意義に使い、自分のやりたいことや進路についてじっくり考えてみてください。

学校や通学コースによって長期休みの有無は変わる

「通信制高校にも長期休みはありますか?」と質問されることがあります。結論から言えば、全日制高校と同じように週5日通学するような全日型の学校・コースには夏休みや冬休みがあり、週1日登校やオンライン学習が中心の学校・コースにはありません。

「学生時代の一番の楽しみなのに!」という声が聞こえてきそうですが、登校日数が少ないコースやオンライン学習のコースは敢えて長期休みを設けなくても毎日が夏休みのようなものです。レポート提出も夏休みの宿題と思って取り組めば意外に早く終わりますし、8月にはレポートの提出量を減らしている学校もあります。夏休みがないことにガッカリせず、「確かに毎日休みみたいなものか」とポジティブに考えましょう。

規則正しい生活を送ることは大切。難しければ学校に相談を

規則正しい生活を送ることは大切。難しければ学校に相談を

「通信制高校に通って自由な時間が増えると、生活リズムが不規則になるのではないか?」と心配される保護者はかなりいます。起立性調節障害などのやむを得ないケースを除き、いくら自由度が高いと言っても規則正しい生活を送ることは大切です。

この点に関してはまず家庭内でしっかり話し合ってもらい、無理のないスケジュール管理を身に付けさせるよう心掛けてください。そして、生活リズムが改善しなければ必ず学校に相談してください。通信制高校は教員やスクールカウンセラーが生徒の心身両面をケアしているので、生徒も保護者も一人で抱え込む必要はありません。学校と相談しながら改善をめざしましょう

余裕があれば自分のやりたいことや進路をじっくり考えてみよう

余裕があれば自分のやりたいことや進路をじっくり考えてみよう

通信制高校に通いはじめて自分の時間ができると、生徒には物事を前向きに考える余裕が生まれます。全日制高校だと部活動を終えて帰宅してもなかなかゆっくり考えられる時間をつくれず、その結果夜更かしすることになり、それが続くと昼夜逆転になることもあります。長期休みはなくとも時間はあるので、この機会に自分のやりたいことや進路についてじっくり考えてみましょう。

興味があればアルバイトにチャレンジしてみるのも良いアイデアです。元々不登校でも通信制高校に入学してからアルバイトを継続できている生徒はたくさんいます。お金を稼ぐことの責任感からアルバイトを頑張っているのならとても良い傾向です。アルバイト先として人気があるのは、飲食店、コンビニ、スーパーの仕出しなど。興味が湧けばいろいろなことに取り組み、通信制高校の自由な時間を有意義に使ってください。

柳澤 孝史
通信制高校

ブロードメディア株式会社 ルネサンス高校グループ

入学相談 生徒相談 部長

柳澤 孝史

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