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通信制高校への入学を考え始めると、デメリットはないのか、就職で不利にならないか、ずるいと思われないか、といった不安を感じる方が多くいます。保護者も、一人で勉強ができるのか、後悔はしないかなど心配になるでしょう。しかし、いまでは全日制高校のように毎日登校する学校から好きなことに時間を使える学校まで、通信制高校は一人ひとりのやりたいことや希望が叶うほど多様化しています。人間関係や勉強面で無理をして全日制高校に通うより、居心地の良い場所で高校生活を楽しみ、明るい未来を切り拓いてください。
通信制高校への入学を考える時、生徒も保護者も一様に抱く気持ちがあります。それは、小学校、中学校、全日制高校という「一般的な流れから外れてしまう」という不安です。さらに地方部では、通信制高校は一人で勉強しなければいけない大変な学校というイメージが根強く残っていて、「多くの人に見守られている全日制高校ですらギリギリなのに通信制高校に行って一人でやっていけるわけないだろう」と保護者が拒否反応を示すケースがいまだにあります。
確かに、保護者の方が高校受験をしていた20~30年前はそうでした。しかし、いまではさまざまな特色をもつ通信制高校が誕生しており、いまの通信制高校を知らないことで自分の情報と現実に大きなギャップが生まれています。
祖父母と一緒に暮らしている家庭は特にギャップが大きく、おじいちゃん・おばあちゃんからは通信制高校なんて当然反対されますし、祖父母には通信制高校に通っていることを伝えていない、という家庭もあるほどです。
かつては子どもが通信制高校に通いたいと言うと親子喧嘩がはじまってしまうという話をよく聞きましたが、多くの人が当たり前のようにインターネットで情報を収集していることもあり、先に述べたようなギャップは少しずつ解消されてきました。通信制高校の方が生徒は自分のペースで学ぶことができ、高校生活を充実させたいのであれば全日制高校と同じように週5日登校するコースも用意されています。本人次第で大学にも進学でき、就職においても不利になることはありません。
多様性に富んでいる通信制高校の実情が知れ渡ることで、「eスポーツやK-POPを学びたい」という子どもに理解を示し、応援する保護者も増えています。
通信制高校に入学することで一般的なルートから外れ、この決断が人生においてマイナスに働くかもしれないと考えている生徒や保護者に伝えたいのは、「マイナスになることは何もない」ということです。人間関係や勉強面で無理をして全日制高校に通うより、通信制高校の方が生徒は居心地の良い場所で高校生活を楽しめますし、その方が将来的にはさまざまな可能性が広がります。むしろ通信制高校に通うことをプラスに捉え、「自分のやりたいことに費やせる時間が増える」と考えてください。
大切なのは、自由になった時間の使い方です。毎日ダラダラと過ごすようでは、保護者の不安と心配が的中することになります。何か夢中になれるものを見つけ、そのために時間を費やせば、自分の力で明るい未来の扉を開けるはずです。
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