アルバイトはメリットだらけ。社会性が身に付き、勉強も頑張るように

PICKUP 通信制高校 バイト

カリキュラムの自由度が高い通信制高校に通う生徒は、全日制高校に通う生徒よりもアルバイト先で重宝されています。学校ではない場所で多様な人とコミュニケーションを図ることが必要なアルバイトは、社会性を育み、大きな成長につながります。アルバイト事情や人気のアルバイトの紹介、面接で不利になったりするのか、落ちることはあるのか、月にどのくらい稼いでいるのか、高校生の疑問をまとめました。

アルバイトでは、勤務時間に融通の利く通信制高校の生徒が重宝される

アルバイトでは、勤務時間に融通の利く通信制高校の生徒が重宝される

自由度の高い通信制高校ではアルバイトをしている生徒も大勢います。人気のアルバイトは、ファーストフード、コンビニ、スーパーの品出しなど。中には留学資金を稼ごうと時給1,300円の倉庫内作業に精を出していたり、将来のためにコンビニで午前6時から9時まで働いてから登校している生徒もいます。

世間的に「通信制高校は全日制高校に比べて面接が不利になりそう」「面接で落ちる可能性が高い」というイメージもあるようですが、通信制高校に通っているからと言って面接で不利になるようなことはありません。むしろ、放課後や土日しか働けない全日制高校の生徒より、働く時間帯に融通の利く通信制高校の生徒の方が企業からは重宝されます

履歴書の書き方やアルバイトの就労許可証は学校に相談しよう

履歴書の書き方やアルバイトの就労許可証は学校に相談しよう

いまはWEBから興味のあるアルバイトに応募することがほとんどですが、面接時に履歴書の提出が求められるため、通信制高校やサポート校では「履歴書の書き方」や「メールの書き方」も講座を開いて指導しています。アルバイトをはじめる前に知っておくべきことを教えてもらえるので、応募しようと思ったらまずは先生に相談してみましょう。

また、アルバイトとして働く際は就労許可証を出している通信制高校もあります。許可証を出していない学校の方が多いですが、念のため許可証についても学校に確認してください。 以前は通信制高校に通っているというだけで「通信制高校ならヒマだよね。たくさんシフトに入ってよ」などと貶めるような発言をされることもありました。それは事実です。しかし、いまでは多くの企業でコンプライアンスの遵守が徹底され、ハラスメントがあればすぐにSNSで拡散される時代です。通信制高校に通っているからと言ってアルバイト先で嫌な思いをすることはないでしょう。

アルバイトは社会性も身に付く。保護者も前向きに応援してほしい

アルバイトは社会性も身に付く。保護者も前向きに応援してほしい

不登校だった生徒が登校して授業を受けられるようになり、自発的にアルバイトにもチャレンジする。これは、生徒にとって大きな成長です。学校ではない場所で知らない人とコミュニケーションを図ることで社会性も育まれます。アルバイトを頑張っている生徒は目的意識が生まれ、レポートやスクーリングに対しても意識が変わり、取り組み方が変わることが多いです。

中学で不登校だった生徒が高校で通学できるようになり、さらにアルバイトまで始めるとなると保護者としては急展開の連続で驚くかもしれませんが、その前向きな姿勢をぜひ応援してあげてください。

冨髙 圭一
サポート校

代々木グローバル高等学院

副校長

冨髙 圭一

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