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通信制高校への転入・編入の際、基本的に入学は月の1日付となります。そのため、前月の20日前後を必要書類の提出期限に定めている学校が多いようです。一度中退して入り直す「編入」の場合は、申し込み月が限定されている学校も多いので、よく確認しましょう。
必要書類の中には、申請してから発行までに時間がかかるものもあります。提出期限に間に合うよう、段取り良く準備できると安心ですね。
スムーズに手続きを行えるよう、通信制高校への転入・編入に必要な書類と手続きについてまとめました。
まずは資料請求サイトなどで、興味を持った通信制高校の資料を取り寄せます。
気に入った学校が見つかったら、見学やオープンキャンパスに参加し、イメージと実際のギャップを埋めておきましょう。その際、あらかじめ相談したいことを考えておき、直接担当者に聞いてみることをおすすめします。入学希望先の担当者が親身に相談に乗ってくれるかどうかは、新しい学校生活に馴染むために大切なポイントです。
多くの場合、学校案内の資料やパンフレットには、願書や募集要項が同封されています。入学までの手続きや必要書類についてもわかりやすく記載されているので、気軽に資料を請求してみましょう。
転入・編入手続きに必要な書類には、自分で用意するものと、今在籍している学校(中退の場合、以前在籍していた学校)に用意してもらうものがあります。学校によって書類の様式や名称が多少異なる場合がありますが、基本的には同じ書類です。
今在籍している学校(中退の場合、以前在籍していた学校)に用意してもらう書類について、入学を希望する通信制高校が書式を指定している場合があるため、書式がちがうという理由で手続きが滞らないよう、事前に提出先の通信制高校に決まった書式で提出しなければならないかどうかを確認しておいた方が無難です。
用意する人 | 用意する書類 |
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自分 |
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今在籍している学校 |
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その他 |
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用意する人 | 用意する書類 |
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自分 |
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以前在籍していた学校 |
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その他 |
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入学願書と作文は、自分で作成します。作文の提出は、学校によっては必要ない場合もあります。
入学願書には、証明写真を添付して提出します。自分で書いても、保護者が書いても大丈夫。基本的には、1時間もかからず書ける書類です。文字を書くのが苦手な場合、願書をスキャンしてPDFなどで上書きし、プリントアウトする方法もあります。書き方が分からないときは、出願先の通信制高校に相談してみましょう。
通信制高校の入試は「落とす試験」ではないため、学力検査(教科テスト)を実施しないことも多々あります。その代わり、作文や面接での志望動機が合否の重要な判断材料になります。
作文は所定の様式に黒のボールペンで記入するのが一般的です。まずは鉛筆で下書きし、書き損じの無いよう丁寧に清書しましょう。文字を書くのが苦手な場合、願書同様に用紙をスキャンしてPC入力しプリントアウトしてもいいか、提出する学校に相談しましょう。
作文のテーマや文字数は、学校により異なります。
編入(一度中退して入り直す場合)は以前在籍していた学校、転入の場合は現在在籍している学校に、転入・編入のために必要な書類の発行を申請します。通信制高校側で所定の様式がある場合は、申請時に提出しておきます。
共通の書類は「成績証明書」、「単位修得証明書」、「在籍証明書」です。単位修得証明書は、入学先での単位履修計画を立てる際にも必要なため、2通もらっておきましょう。1通は提出用、1通は自分用(コピーでも可)です。提出用の書類は、開封すると無効になるため、絶対に開けないでください。
転入する人は、今在籍している学校から通信制高校に転学を受け入れる余地があるかを確かめるための「転学照会書」が必要です。さらに、今在籍している学校に転学手続きをしてもらうために学籍異動を依頼する「転学届」(「学籍異動願」など、学校によって名称は異なる)を提出する必要があります。
内部承認や校長先生の印鑑が必要なため、即日発行してもらえることはほとんどなく、書類の発行までには通常1週間以上かかります。期日に余裕を持って申請しましょう。学校同士のやり取りも発生するため、通信制高校の電話番号やメールアドレスなどの連絡先を控え、学校に伝えておきましょう。
通信制高校から届く資料セットの中には、願書の提出用の返送用封筒が入っていますので、それを用いて必要書類を送ります。
今在籍している学校が通信制高校へ書類を送ってくれる場合、自分で送るのは願書と作文のみになります。
期限が迫っていて心配な場合、速達やレターパックを使ったり、配達記録を頼むとよいでしょう。どうしても間に合わなさそうな場合は、通信制高校に電話して許可をもらい、直接持っていくという手段もあります。電話した段階で断られた場合、手続きは翌月に回されますので、転学照会は再発行する必要があるかもしれません。郵送期間も含め、期日には余裕をもって準備を整えましょう。
書類の提出を終えたら、入試面接です。出願までの準備の流れを、もう一度確認しましょう。
・願書と返送用封筒は資料に同封されている
・学校見学や相談会でギャップを埋められるとなおよし
・「単位習得証明書」「成績証明書」「転学照会」「在学証明書」 を申請
・上記の今在籍している(以前在籍していた)学校に用意してもらった書類は絶対に開封しないこと(開封すると無効)
・学校同士のやり取りの為、通信制高校の連絡先を元の学校に伝えておく
・証明写真(願書用と生徒証用2枚のことが多い)を準備
・願書を書き、証明写真を添付
・作文(必要ない学校もある)
・今在籍している学校から通信制高校へ直接提出される場合は、自分で送るのは願書と作文のみ
・期限が迫っている場合は速達やレターパック、もしくは電話して直接持っていく
無事に書類を提出することができたら、入試面接を経て合格通知が届きます。 入試面接の希望日時は、願書に書く欄がある場合が多いです。出願後しばらくしてから通信制高校から試験日時の連絡があります。その間に、自己紹介や志望動機をまとめておきましょう。学科試験がある通信制高校は少なく、面接のみ、あるいは面接と作文のみの学校がほとんどです。一般的には、入試後1週間以内には合格通知が届きます。
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