通信制高校の噂やメリット

通信制高校のメリット・デメリット

はじめに…

全日制高校とは違った学び方で、高校の勉強が受けられる通信制高校。単位制という大きな特徴のほかには、具体的にどんな利点があるのでしょうか。ここでは、入学や転入をする前に知っておきたい「通信制高校のメリット・デメリット」を紹介します。これから通おうと思っている中学生や社会人、転入しようか悩んでいる高校生、編入を考えている方、さらには子どもの進路先の一つとして考えている保護者の方など、ぜひ参考にしてください。

01 通信制高校に通うメリット

自由時間が多く、好きなときに勉強ができる

レポートやテストなどを提出することで高卒資格が取得できる通信制高校。面談や授業などを教室で行う「スクーリング」が定期的に行われるものの、基本的に毎日通学する必要はありません。

この特性で得られる大きなメリットは、自由に使える時間が多いということです。勉強をしながら働きたい人、趣味に力を入れたい人、芸能活動やスポーツに励みたい人にうってつけの環境です。持病を持っているなど、何らかの事情で通学が困難な人にもおすすめできます。

勉強とプライベートの時間をうまく配分していけば、ただ授業を受けるよりも効率的に学習を進めることもできます。

全国どこに住んでいても入学が可能

通信制高校には狭域通信制高校(狭域校)広域通信制高校(広域校)の2タイプがあります。狭域校は、学校が所在している都道府県内に在住もしくは働いている人が入学できる学校。一方で広域校は、居住地の制限がなくどこへ住んでいてもかまいません。もし近くに通信制高校がない場合や、カリキュラムを見比べたい場合などは広域校に目を向けてみてください。

自宅からあまりにも離れていると、スクーリングの際に面倒と感じる方もいるかもしれません。しかし、遠方の方に向けて各地にスクーリング専用の施設を設けている学校も多いので、安心してください。

人間関係からの解放と大人のサポート

通信制高校では、定期的に行われるスクーリングのほかには誰とも顔を合わせることがありません。友人関係や教師とのやりとりに苦労することなく、高卒資格を取得できます。一方で、自分と同じ境遇で頑張る友人との出会いもあるでしょう。人間関係でストレスを抱えることがないのは大きなメリットです。

生徒の中には、過去にいじめを受けたり、不登校を経験した生徒がいます。そうした学生や親を対象に、相談に乗ってもらえるカウンセラーが在中している学校も多くあるのが特徴です。

また、近年は、コミュニケーション能力を育むために「夢」や「挫折の乗り越え方」などをテーマに話し合う教育支援プログラムを導入している学校や、チャットサービスなどのツールを利用して生徒間のコミュニティづくりを促進している学校もあります。

02 通信制高校に通う場合の
デメリット

学校の見極めと自主性が必要

通信制高校にはそれぞれに特色があり、自分のやりたいこととの擦り合わせが必要となります。音楽やファッションなど何かひとつに特化したものを学びたいのならば、専門に扱っている学校も多くあるので調べてみてください。学びをより自発的に行えるようにするためにも、学校の見極めが肝心です。

また、通信制高校特有の自由度が高いというメリットは、課題をはじめとする月2~10回の試験・レポート・スクーリングをこなすことで得られるものです。毎日強制的に授業を受けるわけではないので、自分で学習計画を立ててレポートを作成しなければなりません。たまには休みたくなることもあるでしょう。しかし、誰も止めてくれる人はいないので、自主的な学習が重要となります。

卒業後に自分が何をしたいのかという目標があれば、学びも積極的になるというもの。学習計画表をルーティーン化すれば、アグレッシブに勉強へ取り組むことができます。

いかがだったでしょうか。
通信制高校には全日制高校にはない魅力があることがお分かりいただけたでしょう。自分は通信制高校を卒業して何をしたいのか、または在学中に何かを見つけたいという意欲さえあれば、楽しい高校ライフが送れますよ。

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