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大会3連覇中の女王・札幌山の手とフルセットの激闘!1期生9人が涙で「やりきった!」

クラーク記念国際高等学校

開催日

-0001年11月30日

内容

詳細

第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)北海道代表決定戦3回戦および準々決勝が11月12日、北海道・江別市民体育館で行われました。3年連続3度目出場のクラーク国際は、女子3回戦で2−0(25−10、25−10)のストレートでとわの森三愛高校を下してベスト8に進出。同準々決勝では、フルセットの死闘の末に1−2(26−24、22−25、19−25)で大会3連覇中の札幌山の手高校に敗れ、2019年4月に入学した1期生9人の描いた全国大会出場の夢は、後輩たちに託されました。
コートに立つ6人の選手の真ん中を、相手選手の強打が抜けていった時に、創部式から951日続いた9人の冒険が幕を閉じました。「この北海道大会に出ているどこのチームよりも、楽しいバレーをした自信があります」。セッターの河合七星(ななせ、3年)が、笑みと涙のごちゃまぜになった表情のまま、胸を張りました。第1セットは21−24と札幌山の手に先にセットポイントを奪われる苦しい展開でしたが、5連続得点で逆転しました。
第2セットを落とし、セットカウント1−1で迎えた第3セットは、15−11と4点リードの場面を作りました。「強豪校をビビらせている自分たちが、かっこ良すぎた。(相手の)顔が死んでましたもん」と河合。スタメン6人の平均で約5㌢身長の高い女王を、「ひるまない」「あきらめない」メンタリティーで最後まで苦しめました。キャプテンの塚原百惠(もえ(3年)は、「入学式で誓った目標(全国大会出場)が達成できなかったのは悔しい。でもコート上でやれることはすべてやり切れました」と充実感を口にしました。
掛屋忠義監督は「この子たちがすごかったのは、強い相手にケチョンケチョンにやられた時でも『全国に行く』という思いを変えなかったこと」と3年間を振り返りました。9人が一緒に全国の舞台に立つ夢は潰えましたが、その思いを1、2年生が引継ぎ、再スタートを切ります。