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通信制高校取材記事 通信制高校取材記事

先生から見た通信制高校とは

一ツ葉高等学校

“高校”と聞くとほとんどの人は、全日制高校を思い浮かべるでしょう。高校の教育課程には「全日制高校」「定時制高校」「通信制高校」の3つがあります。教育課程とは、わかりやすくいうと、勉強のやり方です。そういわれても、まだまだ通信制高校をイメージできる人は少ないのが現実です。現在5%程度の生徒が通信制に在籍していますが、誤解されている方は少なくありません。なぜかというと、通信制高校はここ20年で大きく変化したからです。

現行制度での通信制高校は、昭和36年の学校教育法の一部改正から始まりましたので、60年近くの歴史があることになります。はじめは、仕事との両立を可能にするいわゆる社会人のための学校でしたが、近年では全日制高校に対するもう一つの高校としての役割を担い始めています。今現在、通信制高校に在籍している生徒の多くは15歳~19歳で、正職を持たない人がほとんどです。全日制高校に在籍している生徒達と同じです。プラス数パーセントの成人の方がいらっしゃるかどうか、という状況ですから、どこの通信制高校を見学に行かれても同じだと思います。ただ、私服や髪の毛の自由な色など外見は違って見えるかもしれませんが。

一ツ葉高等学校・教頭 松下 尚史様
一ツ葉高等学校・教頭 松下 尚史様

通信制高校は「レポート」「スクーリング」「単位認定試験」によって単位を修得していきます。以前の通信制高校では、自学でレポートを完成させ、期日までに郵送する、というやり方でしたから、自己管理がきっちりできないと卒業が難しいと言われていました。でも、今は違います。
新しい今の通信制高校は、毎日通える場所があり、そこで学習をサポートします。授業だったり、個別指導だったり、やり方は様々ですが、生徒がつまずかないようにアシストしますので、ほとんどの生徒が3年間で卒業できるようになりました。さらには課外活動や大学受験や資格取得の指導など生徒にとって必要な指導を提供します。

勉強面で不安を感じる生徒さん、保護者の方は多いと思います。最終的には本人がやるかどうかですが、全日制高校よりも生徒に寄り添って勉強する仕組みがあるのが今の通信制高校です。
高校時代を思い出してください。お母様、お父様。毎日自宅で授業の予習をして、真剣に授業に臨んだ方もいらっしゃるでしょう。私は違いました。教科書は学校のロッカーの中。予習などはせず、授業を漫然と受け、当然のことながら復習もせず、定期考査の時に焦って対策勉強をして どうにか乗り切って高校を卒業しました。授業中に眠ることはありませんでしたが、クラスの複数名は熟睡状態。寝ていても出席していれば、そして定期考査で基準点をとれば、卒業はできます。ほぼ受動的な学習です。通信制高校は違います。「レポート」を2~3週間に1度は提出しないといけませんので、日々の生活の中に学習する時間は必要となってきます。能動的に問題を解いていくことになります。

自分で解いていけるのか?それも心配でしょう。

通信制高校は、一人ひとりに合わせた学習ができるのも利点です。中学の学習内容が理解できていない生徒には中学の教科書を使って指導することもあります。小学校で習う分数を勉強することはよくあります。英語・数学は特に積み上げの教科ですから、中学までの履修内容を理解していないと、高校内容に進むのはかなり困難です。それがわかっていても全日制高校では、全員同一学習が基本ですから ふりだしに戻っての学習はできません。振り返り学習ができるのは、生徒にとって大きな利点です。小・中学校に少ししか通っていない生徒は数多くいます。その中のひとりS君は、数学が楽しくなって、毎日登校し、放課後も問題集を解いて、最終的には大学の一般入試で見事に合格しました。このように、ちょっとしたきっかけで勉強を楽しく感じる生徒を数多くみてきました。

逆に難関大学を目指している生徒にもお勧めです。通信制高校は学校に拘束される時間は圧倒的に少ないのが、ある意味利点でもあります。芸能やスポーツの活動で コンスタントに通学できない生徒も数多く在籍しています。(*全日制高校は3分の1休むと、進級が出来なくなることが多いです)
大学受験の学習には、膨大な時間が必要です。通信制高校では、教科書レベルの学習(卒業のための学習)は短時間で終わらせることができるため、受験勉強に多くの時間を充てることが可能なのです。

全日制高校と一番の違いは、学力レベルも生活スタイルも幅広いということがいえると思います。これは利点ともマイナス点とも考えられると思います。
第4次産業革命を迎え、10年後20年後の社会がどうなっているか予測不能と言われる現代社会。画一的な教育では、来るべき時代に対応できないということで教育改革が始まっています。「主体的・対話的で深い学び」がテーマです。知識を習得するから知識を活用する教育へ、とも言われています。その為に必要なことは、様々な他社との対話や協同での活動です。通信制高校も少しずつ進化しています。時間的な余裕を最大限に生かして、ディスカッションやプレゼンテーション等にも力を入れていきたいと考えます。他者を認めることで、自分も大切に思えるでしょう。自信を取り戻し、もっと元気に生き生きと生活できる学校を目指してまいります。

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