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今、この時期だからこそ必要な教育とは

一ツ葉高等学校

 まさしく思春期真っただ中の高校生。大人への階段を上り始め、悩みも出てきます。
思春期とはいったいどういう時期なのでしょう?もう一度確認しておきましょう。


思春期というのは11~18歳頃まで続く、第二次性徴をきっかけとして始まる心身ともに不安定な時期を指します。
身体が一気に大人へと変わっていく一方、精神面が追い付かず、急激な変化に戸惑い不安定になりやすい時期でもあります。また、自分を客観的に見ることができるようになるため、親や教師に対しても同様の視線を向け、なにかと批判的になります。自立心が芽生えて干渉を嫌うようになりますが、放置されると「見捨てられた…」と感じてすねるなど、矛盾した言動もよく見られる行動です。そして、友人との関係が複雑化し、何かと悩むことも増えていきます。

 そんな不安定な時期ですが、将来へ向けての大事な時期でもあります。
高校を卒業して就職する生徒もいますし、専門学校に進学する生徒は、職業と結び付けて学校選択をします。大学進学する生徒もやはり将来のことを考えて、進学先を決めます。かなりしっかりした将来像を持っている生徒からぼんやりとしている生徒まで幅広いとはいえ。そんな社会に出るための重要な準備期間です。
社会に出るための準備として重要なことは、生徒達が「社会について関心と皮膚感覚を持つ」ことです。その為には、社会と触れる機会を持たせる、生徒と社会の懸け橋となれるよう、私たちも社会について興味とアンテナをもち勉強していく必要があります。

これからの時代を生きぬくためには、IT力、英語力は欠かせなくなっています。これについては、反論する人はいないでしょうし、生徒達もなんとなくそういう意識を持っているようです。が、受験のための英語ととらえ、好きになれない生徒が多いことも事実です。生徒から「英語は難しい」という言葉をよく聞きます。実は学生時代の私もそう思っていました。

でも、よく考えてみてください。言葉はコミュニケーションのToolであり、難しかったら、使えない人がいるはずです。日本人が日本語を誰でも喋れるように、アメリカ人は皆英語を喋れます。難しいという表現は、妥当ではありません。なので、生徒からそう言われたら「アメリカ人の幼稚園児だって英語をしゃべってるでしょう。難しいはずないんじゃない。沢山練習したら誰でも話せるようになるよ」と答えていました。苦手意識を払しょくすることは大切です。英語に興味が持てるように、ディズニー映画を一緒にみたり、アメリカの流行についての英文を読んだり、生きた英語を一緒に学んでいくことが必要になるでしょう。

校長代理・長澤利弘様
校長代理・長澤利弘様

私たちの使命は、思春期かつ時代の変化が多い今、生徒達に「生きる力」をつけることです。グローバル化やAIの進化がものすごいスピードで進み、不確実な時代とよく言われますが、私たち大人も将来を予測するのは困難です。そういう社会における「生きる力」とはなんでしょうか。

文部科学省は指導要領で次のように説明しています。「生き抜く力を育む」という理念の具体化には、「生きて働く“知識・技能”の習得」、「未知の状況にも対応できる“思考力・判断力・表現力等”の育成」、「学びを人生や社会に活かそうとする“学びに向かう力・人間性”の育成」の3本の柱を偏りなく実現すること、と。

従来型の「解法のテクニック」を暗記するだけでは未来を生き抜いてはいけないのです。基本的な知識を学ぶことは勿論重要です。しかし学び方を変えていかないと、上記のような力はつきません。
たとえば、歴史の学び方。戦争の原因や目的、結果を知識として知るだけではなく、平和をどうやって作っていけばよいのかをディスカッションする。答えはひとつではないでしょう。それが大事です。他人の考えを聴くこと、理解しようと考えること。知識的にも深まり、考える習慣が身に付きます。特に日本の教育では 正解を求める傾向が強い気がします。正解は複数ある、間違うことは悪いことではない、むしろよいことだ、ということを生徒達にもわかってほしいと常々思っています。

私が考える今からの教育は次のとおりです。
主体性を持ち、対話しながら深く学んでいくためには、コミュニケーションスキルを身につけることが必須です。発信力だけではなく、他人を理解して認めようとする許容力も含めてのコミュニケーションスキルです。ただでさえ、不安定で、他人と比べて自己嫌悪に陥ったりもする思春期の高校生にはハードルが高そうな気がしますが、まずは、自分がどういう成長段階に置かれているのかを理解させることは第一歩でしょう。不安をなくすことはできませんが、不安があって当たり前なんだ、と分かれば少し安心できます。
それからさらに大きな一歩。他人との関わりです。
コミュニケーションの基本を知識として学び、よりよい言動を練習すること大切です。私たちの学校では、そういう授業も実践的に行っています。挨拶の基本から始まり、ストレスとの付き合い方や依頼の方法、断り方など。卒業する時には、一番印象に残った授業だったとよく言われます。

他者とうまく関わることは、楽しいことでもありますし、世界も広がります。自分は価値ある存在なんだという自尊心を育て、他人を認め受け入れる力をつけて卒業させることを目標にしています。卒業後の人生が今までの3倍あるということはよく生徒に伝えます。「卒業後にスムーズに前に進めるようにサポートすることも通信制高校の教育と考えています。

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