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自由な教室でアイデアを具現化。モノづくりの醍醐味を知る!

N高「プログラミング クラス」は、アイデアを”形“にする自由な学びスタイル

ドワンゴとKADOKAWAによって2016年に設立された、N高等学校。ITを最大限に活用した授業やイベントを展開し、設立から2年しか経っていないにもかかわらず、すでに生徒数は6,784人(2018年7月末時点)に達するほど大きな支持を集めています。

そんなN高の中でも、次世代のエンジニア育成を主導しているのが「プログラミング クラス」です。授業は1日6時限(うち1時限が単位取得のためのレポート学習、スクーリング)、週5日。プログラミングコーチのもと、毎日大学生のアシスタントがサポートに携わっています。 最先端をひた走るN高から、一体どんなアイデアが生まれているのか。在校生の言葉と共にお届けします。

半年に1度は成果を出す!何を作るかは自由!

生徒たちに与えられるミッションは「消費者ではなく、生産者になる」こと

N高プログラミング クラスの最大の特徴は、必要でなければ“授業”を行わないことです。

「学校なのに授業をしないの…?」と思う方もいるかもしれませんが、それも当然のこと。学校とは先生が黒板やホワイドボードを使って生徒に教科書の内容を教える場所だとみんな思っていますし、全日制であれ通信制であれ、形は違えど何かしらの授業は必ず行われてきました。 しかし、「IT×グローバル社会を生き抜く“創造力”を身に付け、世界で活躍する人材を育成する」という教育理念を掲げるN高は、「学校=授業を受ける場所」というこれまでの前提を壊したのです。

では、何を行うか。

生徒たちは授業の中で「他人と共有できる“何か”」を創ります。 その“何か”は何でも良く、アプリでもソフトウェアでも機械製品でも構いません。モノは他者と共有することで初めて評価され価値が生まれます。作り手として
「(自分も含めた)誰かにとって価値のあるモノ」を開発することがプログラミング クラスの唯一無二のルールなのです。

先生から教わることに慣れている生徒は、最初戸惑うはず。そんな時はプログラミングコーチが生徒の興味を探り、「こんなモノを創ってみたら」とアドバイス。ゲームが好きなら、「まずは簡単なオセロゲームからやってみようか」と勧めてくれます。 また、途中でわからないことがあれば、そこでも先生がサポート。
まずは生徒に主体的な思考と行動を求め、その上で先生がフォローするのが“N高スタイル”なのです。

N高生の次世代アイデアが日本を変える・・・!?

N高「プログラミング クラス」を受講する竹之下温人さん/高2(左)、矢野礼伊さん/高1(右)

中学校で不登校になったこともある2年生の竹之下くんは、N高に入ってからマインクラフトユーザーの要望でサーバーを拡張したり、500文字投稿できるTwitter風SNS『マストドン』のオープンソースを改造してサーバー2台を自己管理、さらに日本でもブームになった仮想空間を舞台にしたオンラインゲーム『セカンドライフ』のシステムをいま話題の仮想通貨に活用できないかと考えています。 「みんな得意分野が違うから、開発に詰まった時は『こんなことをやりたいんだけど、どうしたら良い?』と得意な子に聞けば、何でも教えてくれます。自由でフレンドリーな環境なのでやりたいことを追求できるし、やりたいことがなくても先生と相談しながら見つけられる。だから、学校に来るのが自然と楽しくなるんです」竹之下くんは、とても楽しそうに笑顔で語ってくれました。

現在1年生の矢野くんはもともとプログラミングに興味があり、小学校の頃にはプログラミング教室にも通っていました。高校進学を考える際、「ここなら思いっきりプログラミングを楽しめる」と選んだのがN高です。 矢野くんは、高齢者の自宅に見守り装置を設置し、カメラや各種センサーによって介護者がいつでも見守れるシステム『見守りフォトスタンド』を開発。「病に倒れた祖父を見守りたい」という想いから生まれたこのアイデアは、17歳以下の独創的なクリエイターに対して資金援助が行われる独立行政法人・情報処理推進機構の主催イベント『未踏ジュニア』で審査員から絶賛され、開発支援プロジェクトに選出されました。 いまの目標は、『見守りフォトスタンド』を完成させること。これが広まれば、社会問題となっている介護負担も大きく軽減されるかもしれません。

こうした生徒たちと自由に意見交換できるプログラミング クラスの教室は、斬新なアイデアが生まれるベースとなっています。近い将来には、N高がイノベーションを起こす中心地となるかもしれません。


N高では月に1度、自分が開発したモノを発表する「LT大会」が開かれています。この発表会にはゲスト企業の参加も多く、生徒はその前でプレゼンしますが、
プレゼンを聞いた企業担当者は「高校生がこんなアイデアをカタチにできるのか…」と驚きを通り越して危機感を覚えるほどだといいます。

また、プログラミング クラスでは授業を行っていないため、
在学中に急に学校に行きたくなくなっても、それはそれでOK。前に進む準備ができてから復帰しても授業で遅れを感じることもありません。そして、生徒の得意分野もみんな違うため、個人の比較のしようがなく、学生生活についてまわる劣等感も感じなくて済むそうです。

とことん自由で、自分らしさも発揮できる――それこそ、N高プログラミング クラスの魅力です。

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