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最新技術を導入する教室はカリキュラムも教材もナシ!

IT教育に力を入れている『明聖高等学校』全日ITコースでは、施設に最新技術を取り入れています
IT教育に力を入れている『明聖高等学校』全日ITコースでは、施設に最新技術を取り入れています

日本初のバーチャル・ハイスクール『サイバー学習国』を作った明聖高等学校は、中野キャンパスに「全日ITコース」を設けており、IT教育に力を注いできました。千葉本校においても2019年度より「全日ITコース」が新設されます。

「勉強はあまり好きじゃないけど、ゲームなら集中できる!」

「新しいスマホアプリはとりあえずインストールしたくなる!」

そんな声に耳を傾けてきた結果、同校は生徒たちの好奇心を呼び起こすようなワクワクできるIT授業を提供し、非常に高い出席率を誇っています。

今回、『サイバー学習国』の生みの親であり、中野キャンパスでIT授業も行っている現役エンジニアの村澤宏樹さんにお話を伺いましたが、その内容はこれまでの学校教育とは一線を画すものばかり。 少しでもゲームやアプリに興味があれば、あなたも一度は見学したくなるはずです!

直感操作で、将来に役立つスキルを習得。

『サイバー学習国』制作者/フリーエンジニア:村澤宏樹さん
『サイバー学習国』制作者/フリーエンジニア:村澤宏樹さん

明聖高等学校 中野キャンパスの全日ITコースでは、週2回、計8時間ほどゲーム開発やCG、AIなどを学べるIT授業を行っています。 ただし、カリキュラムはありません。

進化するスピードが圧倒的に早いIT業界では「常に“最新”が更新され続ける」ため、入学時に3年次までのカリキュラムを決めてしまうと、進化の方向性が変わった時に「もうあまり役立たないモノ」を勉強する羽目になってしまう可能性があるからです。 いまの1年生は『Unity』という開発ツールを用いてあらゆる端末・プラットフォームで実行できるゲーム開発の基礎を学び、2年生になればIllustratorやPhotoshopといったデザインに関する基本ソフトやCG、AIを学ぶ予定ですが、「もっと将来に役立つモノ」が出てくれば新入生のカリキュラムは少し異なるかもしれません。

もう1つのポイントは、教材もないことです。

スマホアプリをよく利用する方なら、説明書がないアプリでも操作しながら使い方を覚える、という経験をしたことがあると思います。物心ついた時からスマホを扱ってきたいまの高校生はこうした直感操作に長けており、Unityなどの開発ツールも使いながら覚えていくそうです。 高校生の得意なことで必要なスキルが習得できるのも、キーボードとマウス操作でゲームが作れる最新ツールを同校が導入しているからに他なりません。

モットーは「学校に来たくなる」授業。

好奇心を呼び起こすような“ワクワク”できるIT授業は、出席率が非常に高いです
好奇心を呼び起こすような“ワクワク”できるIT授業は、出席率が非常に高いです

現在、中野キャンパスで全日ITコースを選択しているのは20名。みんな「ゲームが好き」という理由で入学してきた生徒ばかりです。 そんな生徒たちのために村澤先生が心掛けているのが、「学校に来たくなる」授業を行い、「考える力を養う」こと。いま話題の『VR』やコントローラーを使わないモーションキャプチャーでゲーム操作が可能になる『キネクト』を用いて「もぐら叩き」を作ったり、千葉キャンパスの野球部ピッチャーの投球動作を360°カメラで撮影して「バッティングセンター」を作って文化祭の出し物にしようとしたり、どうすればみんなに楽しんでもらえるかを生徒に考えさせながらモノづくりに取り組ませています。

今後は、『Galaxy S9』が搭載した自分のアバターを作れる「AR絵文字」を同校のWEBコース『サイバー学習国』に取り入れたいと計画中。もちろん、生徒たちにもそのサポートをしてもらう予定です。 全日ITコースの生徒たちにとっては、自分の開発したシステムが引きこもりなどの理由で学校に来られない仲間のために使われることになり、ゲーム開発だけでなくサービスを提供するSEとしての経験も積めることになります。

カリキュラムも教材もない最新技術に満ちた教室には、ゲームやシステム開発を通して興味の幅がどんどん広がっていく、さまざまな仕掛けが施されているのです。


全日ITコースの生徒たちは、専門学校の先生もびっくりするほどたくさん質問するそうです。

自分の好きなことを学んでいるから、自然と積極的になっていく。こうした学ぶ姿勢こそ、多くの保護者が子どもたちに期待していることではないでしょうか。 その点、同校は生徒にワクワク感を与え、保護者の期待に応えているのです。 卒業後の進路先としては、ゲーム開発に携わりたいなら専門学校へ、SEとして活躍したいなら情報系の大学や学部への進学がメインとなります。

同校の授業は「もっと知りたい」「他のモノも作ってみたい」という好奇心を掻き立てるものなので、高卒資格を得るだけでは満足せず、生徒はその先の将来も見据えるようになるはず。

やりたいことが具体化し、「進路を強く意識する」という面も、全日ITコースのメリットです。

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