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不登校・通信制高校を経て、振り返る子育て。 小4~中3まで不登校。それでも辛抱強く見守り続けた。

不登校になる子供は感受性が人一倍豊かな場合が多くあります。友達の何気ない一言で深く傷ついてしまい、学校が遠ざかってしまう。

今回ご登場していただくF様のお嬢さんも、友人関係のもつれにより小学校4年生から中学を卒業するまで不登校になってしまったそうです。

自然と家で過ごす時間が長くなる中、F様は少しずつ子供との信頼関係を再構築していきます。

どのタイミングで、どのような言葉をかけたのか。そして、通信制高校に入学して子供はどう変わっていったのか――不登校の子供をもつ親にしかわからない実体験を語っていただきました。

同じような境遇にある保護者の方にとって参考になり、勇気をもらえるメッセージをお届けします。

決して無理強いをせず、「親のできること」を探る。

ご自身の経験が少しでも役立てば、とのことでインタビューに応じてくださいました。
ご自身の経験が少しでも役立てば、とのことでインタビューに応じてくださいました。

ECC学園高等学園 卒業生の保護者 Fさん

私の娘は小学校3年生の時に周囲から無視されるイジメを受け、4年生の2学期から学校に行かなくなりました。5年生の頃には「もう死んだ方がいい」とまで言うようになり、体を張って止めていたほどです。

愛しているからそんなことは言わないでほしいと伝え、少しずつ落ち着きを取り戻していったのが小6くらい。夜中に散歩へ出かける時は後ろからついていき、少しずつその距離を詰め、やがて隣で喋りながら歩けるようになりました。

いま思えば、あの距離を縮めていくステップが「親として本当に信頼できるのか」試されていたように思います。

でも、中学生になっても学校は遠ざかったままでした。家にいる時は料理やお菓子づくりを楽しんでいましたが、中3の夏頃になるとどうしても今後の進路が気になるもの。娘がどう考えているのか知りたくて、何気なく「ちょっと勉強してみる?」と勧めてみました。

「大丈夫かなあ」と気乗りしない娘に、「大丈夫だよ」と背中を押す。するといきなり小学校から中学3年生までのドリルに取り組み始めたんです。「今日はここまでできた!」と嬉しそうに見せてくれる娘を褒め、娘自身も「やればできる」という感触を掴んだようでした。

そこから、本格的な進路選びが始まったんです。

学校を娘にプレゼン。将来を見据え、通信制高校へ。

娘がやる気になってくれたことで、季節は冬になっていましたが私一人で合同説明会へ行きました。いろいろな話を聞き、パンフレットをもらい、家に帰ってから「行く、行かないに関わらず、とりあえずこんな学校がある、ということを聞いてほしい」と娘にプレゼンしたんです。

娘も外との交流が必要だと自覚はしていて、大学進学やその先の将来を考えると「通学できる通信制高校」が一番良いという結論に。

再度二人で合同説明会へ行き、出会ったのが『ECC学園高等学校』でした。

説明会に来てくれていた先生は、まずこちらの状況に真剣に耳を傾けてくれました。その上で、「うちの学校ならこういう通い方ができますよ」と丁寧に話してくれたんです。

他の学校の説明を受けている時とは打って変わり、話を聞く娘の顔もキラキラしていて、とてもスムーズにECC学園高校への入学が決まりました。

 説明会に来てくれていた先生
※イメージ写真

人のあたたかさに触れ、人の役に立ちたいと想うように。

入学後は、先生のアドバイスから「行きたい日を選べる」週4日の通学コースを選択。週1日登校からスタートし、1年間で週4日通えるようになりました。

2年生になると、今度は仲の良い先輩と後輩ができ、男女4人組のグループでいつも遊ぶように。垣根なく付き合える友達ができたことで、学校のイベントにも積極的に参加するようになりました。

先生たちとも本気で卓球の勝負をしたり、漢字検定でどちらが上位にいけるか競ったり……学校生活を心から楽しんでいる様子は親として本当にうれしかったです。

ECC学園高校は優しい生徒と先生ばかり。周囲の人と信頼関係を築くことができれば人間としても強くなれると思いますし、娘も「人の役に立つ仕事がしたい」という新しい目標を持ち、今年4月から福祉を学べる大学へ通っています。

いつ、誰に出会うか。その時、子供の心はどこにあるか。そして、親は背中を押すべきか見守るべきか――不登校から脱するためには、そうした良いタイミングが重なることが大切なんだと思います。

私たちの場合は、ゆっくりと娘を見守り、やる気になった時に説明会で良い先生と出会えたことがきっかけとなり、娘の人間関係が好転したような気がします。

いま子供のことで悩み苦しんでいる保護者の方にも、子供を見守りながら転機となるきっかけを掴んでほしいですね。

周囲の人と信頼関係
※イメージ写真

F様のお嬢さんは通信制高校へ入学するまで、過去の経験から「友達なんていらない。高校さえ卒業できればいい」と話していたそうです。

しかし、居心地良く過ごせる友達と先生方に囲まれ、学校生活の楽しさに触れることで視野も広がり、「人の役に立ちたい」という夢を持つようになりました。

きっかけとなった説明会について、担当の先生は「不登校の子供にとっては、説明会に来て座って話しを聞いているだけでも凄いことなんです。だからこそ緊張をほぐすことを一番に心掛けています」と話してくれましたが、この先生と出会えたのもF様がお嬢さんのやる気を引き出し、自分から積極的に高校の情報を取りに行ったから。

そう考えると、子供が新しい一歩を踏み出すためにはやはり保護者の力が欠かせないのかもしれません。

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