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【Part.2】高校二年生、全力で駆け抜けた「スイーツ甲子園」の夏

パティシエ専攻2年生の浦慎之介さん、及川麗さん、高橋愛華さんは、チームRig(リグ)としてスイーツ甲子園の決勝へ

「第12回貝印スイーツ甲子園」決勝大会直前。
予選を勝ち進み、いざ決勝大会に挑む『レコールバンタン高等部』東京校と大阪校の2チームにお話をうかがいました。

チームでの練習と個人練習を重ねて

チームRig(リグ)の作品「SAU Ferme(サウ フェーム)」は、カスタードの材料となる牛乳や卵への感謝を表現

東京校 パティシエ専攻2年生の高橋愛華さん、浦慎之介さん、及川麗さん(チーム「Rig」)にお話をうかがいました。

――学校内の選抜で意識したことは?

及川さん:学校内の予選はケーキのプランを絵にして提出するものでした。とにかく普通じゃダメだと思って、高校生らしい思い切ったアイデアを詰め込みました。これは無理だよとか、どうしてもやりたい!とか、3人で意見をぶつけ合って。

浦さん:最初は好きなものを詰め込んでいたよね(笑)。カスタードクリームを使ったケーキというテーマを知った時に牛乳や卵という材料のイメージが浮かんできたので、牛やニワトリの飾りを入れて、牧場を意識したデザインにしました。

高橋さん:提出まで1週間しかなかったので、居残ってアイデア出しをしました。生地の厚さは何cmにするかなど、授業で学んだことを活かせたと思います。全部で9チームが学校内予選に参加し、味のバランスや見た目、構成、実現可能性などを先生が評価し、3チームが実際の「スイーツ甲子園」の書類審査に挑みました。

――予選大会はいかがでしたか?

浦さん:予選大会では3時間という時間制限の中で、課題作品と書類審査を通過したテーマ作品を作りました。課題作品は「ジェノワーズにクリームをサンドしたデコレーションケーキ」だったのですが、これには自信がありました。

及川さん:課題作品は作業が完全分担制なので、予選までに個々に練習を重ねました。私はスポンジケーキの担当で、1日に3〜4台焼くこともありました。

浦さん:及川さんが焼いたスポンジを僕が受け取って、家でナッペの練習をしたり。

高橋さん:私はひたすら生クリーム絞りを練習しました。ただ、練習をする場所と本番の会場とでは気温も湿度も違うので、生クリームをちょうど良い状態にするのが難しくて。

浦さん:気温が高いとクリームがボソボソになってしまうんです。でも個人練習と全員での練習を重ねた甲斐あって、課題作品は一番高い評価をいただくことができました。

優勝を目指し、高校2年生の夏をスイーツ甲子園に懸ける

――決勝大会に向けて、どんな準備をしていますか?

浦さん:先生に指導をもらって、テーマ作品に更に改良を重ねています。牧場をイメージしたコンセプトは変えずに。

及川さん:味はもちろん、サクサク感などの食感にもこだわっています。

高橋さん:決勝大会は2時間30分ですが、その中で完璧な作品を作り上げるために作業効率なども徹底的に検討しています。まずは自分たちで考えて、それでも気づけなかった所を先生に指摘して頂き、修正して……の繰り返しです。

及川さん:夏休みも、ほぼ毎日学校に集まっていました。高校2年生の夏を「スイーツ甲子園」に捧げた気持ちです。

――決勝大会への意気込みを。

浦さん:僕の担当で一番重要なのは飴細工だと思うので、当日までに家でも練習して完璧に仕上げたいと思います。あとは全工程を時間内におさめることができるように!

及川さん:忙しい中、つきっきりで見てくださっていた先生や家族に支えられてきたので、期待を裏切れないと思っています。プレッシャーもありますが、本番の空気に飲まれないように頑張ります。

高橋さん:予選大会の空気を経験しているので緊張もありますが、同時にワクワクもしています。入学する前から挑戦したいと思っていた「スイーツ甲子園」。やれることはやってきたので、自分たちを信じて優勝を狙います!

安心につながるチームワーク

パティシエ専攻2年生の鈴木妃菜さん、武田愛里さん、吉岡果笑さんと、福本将士先生

大阪校 パティシエ専攻2年生の鈴木妃菜さん、武田愛里さん、吉岡果笑さん(チーム「etoile」)にも、お話をうかがいました。

――チーム編成はどのように決めたのですか?

鈴木さん:クラスの中で自由にチームを組んでいいと言われていました。1月頃に吉岡さんと武田さんの両方から誘われたので、それならこの3人でやろう!と。

武田さん:それまで鈴木さんとはあまり話したことがなかったのですが、一番真面目に授業に取り組んでいると感じていたので、もしよかったらと声をかけました。

吉岡さん:他の子より作業が早いし、熱心な感じがしていたんです。

――テーマ作品のコンセプトは?

鈴木さん:「スイーツ甲子園」は地産地消を意識して地元の食材を使うことが多いのですが、大阪にはこれというものがあまりなく、最初は困りました。でも考えていくうちに大阪イチジクや大阪で採れる赤シソが浮かんできたので、その二つをあわせてケーキにし大阪の魅力を伝えることをテーマにしました。

吉岡さん:大阪では6月頃に藤の花のお祭りがあるので、飴細工も藤をイメージしました。

――予選大会に向けてはどんな準備を?

鈴木さん:書類審査まではあまり時間がなかったので、書類審査を通過して予選大会に臨むにあたって、ケーキの味や飴細工を改良しました。

武田さん:シソの風味が想像以上に強く、イチジクの味がなかなか出なくて。どうしたら調和が取れるのか、いろいろな方法を試したよね。

鈴木さん:それと、机の大きさをテープで区切って作業してみるなど、予選大会の会場となるべく同じ環境を作って練習したり。

武田さん:去年予選大会に進んだ先輩から、起きやすいアクシデントなどのアドバイスもいただきました。何かアクシデントが起きた時にはチームのコミュニケーションが大切だと言われていたのですが、それまでに良い関係性を築けていたので、お互いに任せ合える安心感を感じながら予選を乗り切ることができました。

チームetoile(エトワール)の作品「Pourpre(プールプル)」は、繊細な藤を飴細工で表現

――決勝大会に向けて準備していることは?

鈴木さん:食材の使い方や分量など、レシピの細かな部分を修正しています。

吉岡さん:決勝大会は一つの作品にかけられる時間が増えるので、上の飴細工の完成度をいかにして上げるか、通しの練習で検証しています。

――決勝大会に向けての意気込みを。

吉岡さん:3人とも自己主張が強いタイプなのですが、だからこそ言いたいことを言い合える環境で準備を進めてきました。ここまできたからには日本一になって、研修旅行のパリに行きたいです。

武田さん:二人とも技術が高く、私の意見も受け止めてくれるので、とてもやりやすかったです。高校生になる前から出たいと思っていた大会です。いつも通りにこやかに、そして涼しい顔で、この決勝大会を乗り切ります。絶対優勝します!

鈴木さん:4月から始まって半年くらい、この「スイーツ甲子園」に向けて努力をしてきました。ここまでやれた自信もあります。今まで頑張ってきたものを、思い切り出し切りたいと思います。

いざ、決勝大会へ

9月15日に開催された決勝大会。
残念ながら両校とも優勝には手が届きませんでしたが、東京校のチーム「Rig」が、「貝印賞」と「絆サポーター 八嶋智人賞」を受賞しました。
大会直後に両校のメンバーにお話をうかがいました。

熱く甘い闘いが繰り広げられた2時間30分

東京校:
「スイーツ甲子園」に参加して、一からレシピを考えるという経験ができ、またクリームを作るための基礎や調理器具を洗う手順など、今後に活かせる学びをたくさん得ることができました。パティシエになる夢に、また一歩近づいたと思います。
結果としては悔いが残りますが、このメンバーだからこそ決勝大会まで進むことができました。練習の成果を全部出すことができましたし、作業性も作品のできも良かったと思います。また来年チャンスがあるので、次は絶対に優勝したいと思います。

チームRig(リグ)は、ダブル受賞という快挙を遂げた

大阪校:
時間内に完成させることができて良かったと思いますが、ミスがあったり、練習では上手くできていたことが決勝ではできなかったりと、悔いが残りました。自分たちの力不足だと思うので、また来年、同じメンバーで頑張ります。来年こそは絶対に優勝します。

大健闘したチームetoile(エトワール)

令和最初の夏。6人の生徒さんの熱い夏が、こうして幕を閉じました。高校生だからこそできるチャレンジ、学び、そして経験――。
仲間とともに泣いたり笑ったりしながら夢を目指せる環境が、『レコールバンタン高等部』にはあるようです。

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