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実のあるインターンシップが、可能性を広げてくれる

取材にご協力いただいた副校長 上木原様(左)と進路担当 佐伯様(右)
取材にご協力いただいた副校長 上木原様(左)と進路担当 佐伯様(右)

通信制高校には普通科以外にも専門領域でスキルを習得できる多彩なコースがあります。

ダンスや芸能で活躍するためのエンタメ系、ヘア・メイク・ネイルといったビューティ系、パイロットやCA、整備士を目指す航空系とジャンルはさまざまですが、今回ご紹介するのはプログラマーやシステムエンジニアとして羽ばたける「IT系」です。

ドワンゴとKADOKAWAがタッグを組み2016年に設立された『N高等学校』は、未来のエンジニアを育てるために、実践的なプログラミング授業を開講。ニコニコ動画などを作っているドワンゴのエンジニアが講師となり、オンラインの生授業で生徒たちにプログラミングを教えています。また、毎日通学してプログラミングを徹底的に学ぶ「プログラミングクラス」も用意しています。

そして、N高のプログラミング教育の特徴が、「インターンシップ」を導入していることです。インターンシップとは、在学中に企業で仕事を体験できる研修プログラム。学生と企業がお互いを知るだけではなく、事前に仕事の中身を理解してもらうことが入社後の定着率アップにもつながるため、全日制高校や大学の新卒採用で多くの企業が取り入れています。

しかし、この取り組みを通信制高校でやろうと考えるのが、時代の最先端を走る『N高』ならでは。

一体、N高のインターンシップはどのようなものなのでしょうか。

社会人経験が人間的な成長を促す。

多くの産業がIT化していく中、プログラマーのニーズは高まり続けています。N高はそうした時代の要請を敏感にキャッチ。ドワンゴの新人プログラミング研修をベースにして、N高生用のオンライン学習プラットフォーム『N予備校』にプログラミングコースを開講。プログラミング未経験の高校生が、実際に企業で働くプログラマーになるために必要な知識を漏れなく包括的に学べるよう構築しています。履修を完了すればニコニコ動画を制作できるほどのスキルを身に付けることができるそうです。
IT業界の人手不足はメディアでもたびたび取り上げられており、10代でそれだけの技術力を備えれば多くの企業から求められるのも当然の話。そこで、将来の適性を知る機会として同校は積極的なインターンシップを展開しています。

インターンシップを受け入れているのは、ドワンゴをはじめLINE、クックパッド、メルカリなど、CMでもおなじみの大手IT企業が中心。こうした企業で2週間から2カ月にわたってプログラマーとしての社会人経験を積むことができます。

「たぶん何事にも好奇心旺盛な子が参加するんだろうな」と思いましたか?

もちろん、「自分のスキルがどこまで通用するのか試したい!」という生徒もいますが、これまでアルバイト経験すらないような生徒もインターンシップに参加しています。

それも、インターンシップ中であろうと担任の先生がしっかりフォローしてくれるから。いつでも相談できる体制が整っているからこそ、安心してチャレンジできるのです。

また、先生によるとインターンシップから戻ってきた生徒はビジネスマナーを身に付け、周囲と活発にコミュニケーションを図ろうとするそうです。というのも、エンジニアの仕事は1人で完結できるものではないからです。

プロジェクトによっては何十人、何百人がチーム単位で仕事を進めていきます。その際に必要なのは、他のエンジニアとのコミュニケーション。「プロとして必要なこと」に気付かせてくれるのが、インターンシップの大きなメリットと言えるでしょう。

社会人経験が人間的な成長を促す。

若さから生まれる、次世代アイデア。

同校では「プロによる授業」と「インターンシップ」の延長線上に、日本全国での「職業体験」を置いています。こちらはITに留まらず農業・漁業・伝統工芸など多岐にわたっており、さまざまな体験を通して「働くことの楽しさ」を見つけてもらうことが目的です。

ある1年生の生徒は酪農を体験した際、人の力で牛を囲い込む大変さを知ったそうです。それだけでも収穫と言えますが、その生徒は「囲い込みをIT化できないだろうか」と考えました。農業の高齢化・後継者不足は社会問題となっています。ITによって簡略化できれば問題解決の糸口が見つかるかもしれません。

また、ある生徒はずっと夜型の生活リズムを正すことができませんでした。そこで、夜間に行う「イカ釣り漁」を体験。イカを釣る楽しさに目覚め、水産大学への進学を決めました。

どんな仕事であれ、自発的に取り組まなければ決して楽しくはなりません。同校の生徒はさまざまな職業体験によって自発性を育みながら、将来の目標を見つけているのです。


『N高等学校』の行うインターンシップと職業体験は、生徒に働く上での心構えを知ってもらい、自発的に行動するきっかけを与えています。同時に、在学中にさまざまな経験を積むことで生徒1人ひとりが自分の希望する進路を見極める機会も提供しています。

同校では生徒の可能性を広げるために「学校で学びながら正社員になる」という道も視野に入れているそうです。

これまで社会人が通信制高校に通うことはあっても、高校生が学校と仕事を両立することはありませんでした。これが実現すれば、本当の意味で「働き方改革」と呼べる事例になるでしょう。

ただ、そうしたアイデアも先生と生徒の間でしっかり意思の疎通ができていなければ形だけに終わってしまいます。

インターンシップ中のフォローを徹底しているように、同校の数々の取り組みは先生と生徒のコミュニケーションがうまくいっている何よりの証拠なのかもしれません。

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