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「まんが甲子園」強豪校で、プロデビューを目指す!

北海道芸術高等学校 福岡キャンパス マンガ・イラストコースの皆さん

高校生の夏といえば、甲子園。高校球児が甲子園という夢の舞台で白球を追いかけているように、真っ白なキャンパスに夢をのせて、マンガを描き競っている高校生がいます。
その名も、「全国高等学校漫画選手権大会」(通称「まんが甲子園」)。

2018年に第27回を迎え、毎年数百の応募作品が集まる「まんが甲子園」。決勝大会に進めるのはわずか30校だと言います。

今回は、決勝大会の常連校である『北海道芸術高等学校』福岡サテライトキャンパス「マンガ・イラストコース」の生徒さんと担任の先生にお話をうかがってきました。

自由に、描きたいものを描ける環境

『北海道芸術高等学校』福岡サテライトキャンパスでは、マンガ・イラスト、声優、ファッション・ビューティー、、美容師、ミュージック、ダンスなど、多種多様な芸術分野から好きなコースを選択し、高校生のうちから専門的な学びをスタートさせることができます。

一日の半分が芸術分野の授業となっており、好きなことに集中できる環境だと、高園菜摘先生は語ります。

高園先生:
「資格取得に向けた勉強も早くから始められるので、すでに将来の夢が決まっている人には非常によい環境だと思います。講師陣はもちろん、その分野のプロの方々です。『マンガ・イラストコース』なら、プロのマンガ家やイラストレーター、画塾の先生などが、現実に即した技術を教えていきます。その業界のことを熟知されているので、進路についても具体的な道を一緒に考えていくことができます」

マンガ・イラストコース 担任の高園 菜摘 先生

パソコンや画材などの設備環境も整っており、それらは生徒が自由に使えるとのこと。この自由度の高さもまた、同校の特徴だと言います。

高園先生:
「『マンガ・イラストコース』では基本的に、1年生で色彩の構成や形について勉強する、2年生では公募展に作品を出品する、3年生は卒業制作を進める、という段階を設けています。このステップの中で、生徒は自分が作りたいものを自由に作ることが可能です。また普段の授業でも、使用する画材だけを決めて何を描くかは自由、というスタイルの授業もあります。」

「まんが甲子園」決勝大会出場の5人に直撃!

撮影時のポージングでも、チームワークの良さが光っていました。どんな場面でも“楽しむ!”という気持ちが共通しているのかも。

「マンガ・イラストコース」に通う、鳥居実夢さん、橋口萌音さん、畑中優希さん、吉川えまふさん(以上、3年生)、藤永華音さん(1年生)は5人でチームを組み、「まんが甲子園」決勝大会に進出しました。厳しい予選を勝ち抜いての決勝大会で感じたこととは?

「まんが甲子園」について、教えてください。

「全日制、通信制を問わず、高校の美術部やマンガ好きの人たちが、1ページのマンガ作品を応募します。決勝大会の前に予選があるのですが、2018年は約300作品の応募があったようです。毎年テーマが設けられるので、夏休み前にそのテーマに沿った作品を出して、予選を通過すれば高知で行われる決勝大会に進めます」

実際の作品の一つ。ネームは事前に準備していくが、既定サイズはポスター大。画力はもちろん、テーマに対するオチの面白さ、分かりやすさなどが問われる。

決勝大会はいかがでしたか?

「決勝は5時間半という制限時間の中で、その場で1枚の作品を作り上げていきます。あらかじめ5つのテーマが発表されているのですが、実際にどれが出題されるかはわかりません。制作はもう、時間との勝負です。指も服も絵の具でぐちゃぐちゃになるし、トイレに行くのもお弁当を食べるのも時間がもったいないくらいでした」

「まんが甲子園」強豪校としてのプレッシャーは?

「決勝常連校としてのプレッシャーはありました。決勝大会は1日目が1回戦、2日目が決勝戦なのですが、実は1日目で負けてしまったんです。その後の敗者復活で決勝戦には進めたものの、そこに至るまでのスケジュールは怒涛でしたね。1日目の夜12時までにもう1枚作品を描いて、翌朝商店街の人に投票してもらい、通過したらすぐに決勝戦会場に向かって。ほとんど寝ていない状態でした(笑)」

ハードなスケジュールの中で、やり遂げられた理由は?

「言葉を書く人、色を塗る人、と役割分担をしました。結局最後は、手が空いている人がやる!みたいな感じでしたが(笑)。もう無理!と諦めそうになっても最後までやり切れたのは、5人のチームワークがあったからだと思います。学校で学んだ、一回でムラなく塗る技術も役に立ちました」

決勝大会で入賞することはできなかったものの、この一夏の経験を通して、みんなで同じ目標に向かうこと、みんなで作品を作り上げることの意味を学んだ様子の生徒さん達でした。

どんな未来を描いていますか?

最後に、「まんが甲子園」に出場した5人の生徒さんに、将来の夢を聞いてみました。

鳥居さん:
「将来は3DCGのゲームクリエイターになりたいと思っています。RPGや格闘技ゲーム、『モンスターハンター』のようなオープンワールド型のゲームなど、ジャンルは絞らずに幅広く作ってみたいなと。だから今は『デジタルイラスト』の授業が楽しくて、ひたすら毎日パソコンで絵を描いています。第一志望の専門学校への進学が決まっているので、着実に夢をつかんでいきたいと思っています」

鳥居さん

橋口さん:
「私の夢はマンガ家になることです。実写映画化されるような王道の恋愛作品で、マンガ雑誌に連載を持ちたいんです。現在、出版社のスカウトシップを受けているので、まずはそれを継続できるように頑張ることが目下の目標です。もちろんそれだけでは生活していけないので、プロのマンガ家さんのアシスタントなどをしながら下積みをして、ゆくゆくは名のあるマンガ家になります」

橋口さん

畑中さん:
「私はとにかく、興味の幅が広いんです。マンガの編集者になりたいと思うこともありましたが、今はアニメやマンガのグッズを作る会社で商品やイベントの企画を行うビジネスマネージャーになることを目指しています。でもそこに固執することなく、また別の好きなことを見つけたら臆することなく飛び込んでいきたいな、と。そのためにも、これからいろいろな資格を取得しようと思っています」

畑中さん

吉川さん:
「成年向けのマンガ家になることが一番の目標ですが、それ以外でも絵を描ける仕事につきたいと思っています。中学生の頃から絵に目覚め、描いて寝てを繰り返すような生活を送っていたので、私には絵しかないと思っているんです。プロの世界に入るということは基礎的なことが必須だと思うので、デッサンや模写、色の使い方など、この学校で学ぶ絵の基本はとても勉強になっています」

吉川さん

藤永さん:
「マンガ家になって、少年ジャンプに載っているようなアクション系の作品を描きたいと思っています。今は出版社のスカウトシップを受けているので、高校卒業までに担当編集者さんがつく状態が理想です。少年マンガ家になることができる平均年齢を考えると、そこが一つのラインだと思うんです。もしそれが難しかった場合は、大学への進学や絵に関する会社への就職も視野に入れています」

藤永さん

それぞれが夢を抱きながら切磋琢磨している『北海道芸術高等学校』福岡サテライトキャンパスの生徒さん達。さまざまな芸術分野のコースがあるので、人脈を広げ、いろいろなものに触れることができるのも楽しみのひとつだとか。

また高園先生は、「同じものが好きな人が集まるので友達もできやすく、自分の居場所が見つけやすい」ともおっしゃっていました。

次の「まんが甲子園」出場者は、あなたかもしれません。

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