登校回数や学ぶ内容を自分次第で自由にカスタマイズできる「通信制高校」は、近年ますます注目されており、平成に入ってからこの30年で約3倍の学校数になっています。また、最近でも新しい仕組みや制度を取り入れた通信制高校が誕生しています。
例えば2018年には西濃桃李高等学校が開校し、2019年4月には京都造形芸術大学附属高等学校がスタートします。各校それぞれ独自の特色を持った通信制高校です。
「登校型」の通信制高校!全日制と通信制の長所を活かしたカリキュラム

これまでサポート校として実績のあった桃李国際高等学院が、2018年10月に通信制高校「西濃桃李高等学校」として生まれ変わりました。これまでの高校卒業率は95%と全国平均を大きく上回っています。
西濃桃李高等学校は登校型の通信制高校なので、普段の高校生活や学校行事を満喫することができます。また、3年間を通して高校卒業に必要な単位を取得すればいいので、留年の心配はありません。
卒業後の進路対策は生徒一人ひとりに合わせてしっかりサポート。進学・就職どちらも対応しています。
デザイン思考を普通科目に取り入れ、「想像力」と「創造力」を培う

2019年4月、京都造形芸術大学を母体とする通信制高校「京都造形芸術大学附属高等学校」がスタート。
京都造形芸術大学附属高等学校は、デザイン思考の考え方「あらゆる学びや体験をきっかけに想像し、創造する」を高校教育の普通科目の中に取り入れ、社会変革を起こせる人材を育てることを目標としています。
生活リズムを整えるために月・水・金の週3日、午前か午後に通学し、その他の時間は選択科目の履修や自分の好きな時間を過ごします。
隣接する大学の施設なども利用できるので、大学進学を考えている人にとっては学校の雰囲気をいち早く体験できるのも魅力です。
新しい学びの場として通信制高校が選択されている昨今、特色のある通信制高校が年々増加しており、通信制高校の数は2018年時で252校と言われています。
252校の学校があれば、学び方も252通り。自分のニーズに合う学校選びをして、満足のいく高校生活を送りましょう。