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個性豊かな経歴を持つ先生だからこそ! 教科の概念を超えた学びのカタチ

【社会担当】水田淳一先生、【数学担当】川端康之先生、樋栄ひかる校長、【美術担当】石山潤先生

2019年4月に新設される『京都造形芸術大学附属高等学校』では、さまざまな経歴を持つ先生があなたを待っています。
社会の第一線で働いてきたからこそ、これから大人になっていく学生にとって真に必要なことを見極めている先生たち。
通信制ならではの仕組みを最大限に活用して、社会で活躍できる人材の育成を目指す同校ではどのような学びと出会うことができるのか、先生へのインタビューを通してご紹介します。

数学は公式を覚えるだけの勉強じゃない

アメリカに本社を置く大手コンピューター関連会社に勤務した後に全日制高校の教員になった川端康之先生は、数学の授業を担当します。川端先生が数学を通して伝えたいこととは?

【数学担当】川端康之先生

通信制高校ならではの仕組みを活かし、「数学の勉強」に持たれがちなイメージを覆す授業にしていきます。私はこれまで全日制の高校で教員をしていましたが、全日制では決められた授業コマ数の中で全てのカリキュラムを終える必要があったので、数学の本来の面白さまでを伝えきれていないと感じていました。一方通信制は、卒業に必要な課題は自分の時間を使って進めることができます。それなら授業は、もっと数学の面白さや奥深さを探求する時間にしたいなと。

数学には必ずひとつの答えがあります。しかしその答えにたどり着く道筋は、決してひとつではありません。例えば校舎の高さを導き出そうとする場合、数式を使ってもいいし理科の考えを用いて太陽の高さから割り出してもいい、または図形的に考えていくことだってできる。そこに「この問題は必ずこの公式を使う」というような決まりはないんです。無数にある考え方に触れながら、数学について「なんで? どうして? もっと知りたい!」と思えるような瞬間をたくさん作っていきたいですね。

私が会社員だった時のことを思い返してみても「あなたはどう考える?」と、常に問われていました。学問としての面白さはもちろん、数学という教科を通じて「自分で考えて答えを見つける力」を養ってほしいと思っています。

すぐそこに歴史を感じられる京都で学ぶ日本史

全日制の高校で社会科を担当していた水田淳一先生は、これまでの経験をふまえ、全日制と通信制の時間の使い方、学び方の違いをお話ししてくださいました。

【社会担当】水田淳一先生

通信制の特徴は、全日制のように画一的に時間割が決まっていないこと、そして自由に使える時間が多いことだと思います。自由な時間をどう捉えどう使うかは人それぞれですが、例えば当校なら、午前中で授業が終わったら午後は大学のカフェで課題のレポートを進めたり、友達とのおしゃべりを楽しんだりすることができるでしょう。全日制の場合どうしてもゆっくり友達と話す時間がとりにくいので、家に帰ってからもSNSなどで繋がろうとしますよね。そこでトラブルが起きることもあります。やはり面と向かって会話をすることでコミュニケーション能力は養われていきますし、昼間に友達と十分に接することができれば、帰宅後は家族と会話をする時間も多くなるのではないかと思います。

私が担当する科目は社会ですが、当校は日本史を学ぶには最高の環境だと思っています。京都にある学校ですから、例えば授業で本能寺の変について学んだら、その日の午後には本能寺そのものを見にいくことができます。そこで教科書には載っていないような知識を得たり、感性を養うこともできるでしょう。

グローバル教育が掲げられるなか、海外に羽ばたく機会もどんどん増えていますが、私としてはぜひ、海外で学んだ後に日本に帰ってきてほしいと思っているんです。海外で得たことを日本で花開かせてほしい。そのためにも日本に帰ってきたいと思えるような、京都や日本を愛する心を育むことにも力を入れていきたいと考えています。

AIでも取って代われない能力を養う美術

美術を担当する石山潤先生は、京都造形芸術大学を卒業後、雑誌やweb、広告の制作に携わってきました。石山先生が描く美術の授業とは?

【美術担当】石山潤先生

美術の授業のひとつとして「対話型鑑賞」を計画しています。これは生徒同士がディスカッションをしながら作品を解釈していくというものです。アートの世界は数学のように唯一の正解があるわけではありません。その作品を見て何をどう感じたのかは、一人ひとりに委ねられているんですね。ですからこの授業を通して、間違いを恐れることなく自由に発言できるようになること、そして異なる解釈や意見を認め合っていく力を養ってほしいと思っています。

このような能力は、さまざまな場面で活かすことができます。今や早く正確に決まった答えに到達する能力は、人間よりもAIの方がはるかに優れています。ではこの先、人間はなにをすべきなのか。それはアイデアの創出、つまりクリエイティブな能力を発揮することです。新しい何かを生み出そうとする時に必要なのは多様なアイデア。自分と異なる意見を否定することなく互いに刺激しあいながら、さらにたくさんのアイデアを生み出す力は、今後より一層求められていくでしょう。

美術の授業ではありますが、絵をうまく描く、素敵なデザインをする以上に、問題解決のアイデアを生み出す=「デザイン思考」を身につけることを主軸に、生徒達がそれぞれの個性を発揮できる環境を提供したいと考えています。


『京都造形芸術大学附属高等学校』の学びの基本は、生徒が能動的に授業に参加する「アクティブラーニング」。これは先生の話を聞くだけの受け身の授業とは全く異なる学びのカタチです。
アクティブラーニングの実践には、教える側のスキルアップが欠かせません。そこで同校では、先生自身の能力向上にも力を入れているとのこと。そんな先生たちの授業はきっと、毎年、毎日、毎時間、ひとつとして同じものはなく、新たな気づきや発見の連続となることでしょう。

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