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部員のアイディアから広がるボランティアの輪

北海道全域から入学できる池上学院高等学校。
同校の札幌本校にあるボランティア部は、4年前の発足と同時に青少年赤十字活動に加盟し、国内外の災害への募金活動や、小児病棟で入院生活を送る子供たちへクリスマスカードを送るなど、その活動規模を年々広げているそうです。先日(12月中旬)、その活動の一部に同行させてもらいました。

笑顔を届けるサンタクロース・プロジェクト

編集部がお邪魔した日の活動はクリスマス目前ということもあり、昨年に引き続き本校の近隣のご高齢の方々を訪問し、クリスマスプレゼントを渡すというものでした。町内会の方々が定期訪問されているお宅だそうで、同校のことを覚えていてくださる方もいるのだとか。

この日札幌は-5℃。お揃いのサンタ帽でクリスマスムードを高めつつ、町内会の方と訪問先のお宅に向かいます。

楽しみに待っていてくださったご様子のお宅。「毎年ありがとう」という言葉もいただきました。

クリスマスプレゼントは家庭部お手製の、コースター、お薬手帳、カードケース。“体に気を付けて”というメッセージを添えたクリスマスカードと一緒に渡しました。

やりがいは企画・実行の楽しさにも

同行した次期部長の山本 遥華 さん(2年生)に部活動について聞きました。

ボランティア部のやりがい・楽しみは何ですか?

「色々な経験を積める、色々な人と関われることです。それ自体が本当に楽しく、やりがいにつながります。」
今回のサンタクロース・プロジェクトを行うにあたっても、町内会の方と日程を調整したり、家庭科部とプレゼントの内容を考えたり、と他の部活動や地域の大人の方たちとの事前準備が欠かせません。

色々な人たちとの関わりがある分、まとめ役は大変ではないですか?

「部員たちが学年に関係なく、本当に仲が良いので楽しいです。そういった雰囲気もあってか、みんな率先して協力・分担してくれるので、揉めごともなく、和気あいあいとやっています。」

猪股 笙 さん(1年生)にも部内の雰囲気を聞くことができました。

新入生として実際に入部してみての感想を教えてください。

「先輩たちとの上下関係はきちんとしていますが、距離が近い存在でとても話しやすいです。入部のきっかけも同じ寮の先輩の誘いでした。新しいアイディアも出しやすい雰囲気で、今年の学校祭では自分達がつくった野菜を販売することになったのですが、無事完売し売上で寄付も出来たので達成感がありました。」

顧問の立花千恵先生によると、野菜づくりを始めたのも、生徒のアイディアからとのこと。
「部の発足当時に“やりたいことは全部実行しよう”という方針でアイディアを募りました。畑も販売目的で始めたわけではなく、“やってみたい”という動機を大切に、石だらけだった駐車場を屯田兵のように10台分ぐらい開墾しました(笑)。」

部員の“やりたい”という気持ちから始めた野菜づくりは、気が付くと他の部活動の部員も手伝っての一大プロジェクトになっていたそうです。和気あいあいと楽しみながら取組む雰囲気に自然と人が集まり、部員が増えるきっかけにもなったとか。

いつでも、誰でも入部歓迎というボランティア部。はじめは迷っていても、学期の途中から入部する生徒もいるそうです。

今後も広がる活動

やはり、大切なのは部員たち自身が楽しみながら活動しているということ。
その上で、今後の抱負について聞きました。

山本さん「より外部の人との協力を広げていきたいです。色々な方と話すことが楽しいです。その結果、外部の人にお礼を言われるとやりがいにつながっていきます。」

猪股さん「何か新しいことにチャレンジしたいです。活動の中でアイディアを出せたら良いなと思います。」

今年に入ってからは、奉仕事業を支援するソロプチミスト日本財団からその活動が認められ、活動資金の援助を得られるようになったそうです。
立花先生によると、「4年目を迎えてある程度活動が形になってきたので、今後は部員たち自身が計画・実行する過程をより重視していきたいです。」とのこと。
外に目を向けて、誰かの役に立つという活動に携わっているうちに、悩みを抱えていた生徒が活き活きとしてくることもあるそうです。ボランティアという他者への奉仕を通じて、自身の高校生活を楽しんでいる姿が印象に残りました。

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