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個性が磨かれ、学校を好きになれる高等専修学校

『愛知芸術高等専修学校』サイン
講演に来た個性豊かな有名人たちのサインが、ずらりと廊下の壁を飾っていました。

みなさんは「高等専修学校」という学校があることをご存知ですか?
高校卒業者を対象に専門的な知識や技能を教える専門学校と異なり、中学校卒業者に専門性の高い授業を行い、さらに高卒資格まで取得できるのが特徴です。

しかし、都道府県からその認可を受けるには、(1)自前で校舎を持っていること、(2)対面式の授業を行うこと、(3)教員免許の有資格者が一定数いること、などさまざまな条件があります。『北海道芸術高等学校 名古屋サテライトキャンパス』は、それらの諸条件を満たし、愛知県から認可を受け、名称も新たに『愛知芸術高等専修学校』となりました。

もともと技能教育施設だった同サテライトキャンパスでは、現在どのような取り組みを行い、どんな生徒が学んでいるのか。
「高等専修学校なんて初めて聞いた」という方も、この記事を読めば「高等専修学校に進学するのもいいかも!」と思うようになり、進路の幅が広がるかもしれませんよ。

「いまのまま」で、すでに認可条件を満たしていた。

愛知芸術高等専修学校 慶原 伸浩 校長(北海道芸術高等学校 名古屋サテライトキャンパス長)
愛知芸術高等専修学校 慶原 伸浩 校長(北海道芸術高等学校 名古屋サテライトキャンパス長)

冒頭でもご紹介したように、都道府県から高等専修学校と認められるにはあらかじめ設定された諸条件をクリアしなければなりません。
しかし、名古屋サテライトキャンパスはもともと通学タイプの施設だったため、認可を得るために特別なことをしたわけではなく、「生徒のためにより良い学校づくりを目指していたら結果的に認可条件を満たしていた」そうです。

同サテライトキャンパスでは4割程度の生徒が不登校経験者ですが、そのうち半数は週5日学校に通っています。
「マンガ・イラスト」「声優」「ファッション・ビューティー」「美容師」「ミュージック」「ダンス」とさまざまなコースがあり、校舎に入れば生徒の描いたイラストが目に飛び込んできますが、慶原校長によると、これも「見える範囲に好きなものがあると、その場所に居ることが楽しくなるから」という生徒への配慮。
高等専修学校では授業の約3分の2が専門科目で、芸術系の科目でも単位に認定されるため、好きな場所で好きなことに取り組める環境が高い通学率へとつながっています。

また、慶原校長は「技能教育施設から高等専修学校へと変わったことで鉄道会社から定期券が発行されるようになり、さらに愛知県より授業料の軽減補助金も受けられるようになった」と教えてくれました。
これは生徒よりも、保護者にとって嬉しいメリット。
いままで以上に「子供を通わせやすい状況が整った」と言えるのではないでしょうか。

マイナスをプラスに変えて、自信が芽生える。

愛知芸術高等専修学校 福谷 美佐子 副校長(北海道芸術高等学校 名古屋サテライトキャンパス 教務主幹)
愛知芸術高等専修学校 福谷 美佐子 副校長(北海道芸術高等学校 名古屋サテライトキャンパス 教務主幹)

福谷副校長は、同サテライトキャンパスの教育について「ずっとマイナスに感じていたことをプラスに変える」と話します。
「例えば、ハスキーな声が原因でイジメられていた生徒には、個性的な声がキャラクターに息吹を与える声優という職業があることを。手足が長いことをコンプレックスに感じていた生徒には、舞台上で見る人を圧倒するようなパフォーマンスが可能なことを伝えます。これまでずっとネガティブに捉えていた自分の特徴をポジティブなものへ転換させ、1人ひとりに自信を深めてもらうんです」

だからこそ、「芸術科目は生徒が大学や社会へ羽ばたくためのツールにすぎない」と福谷副校長は言い切ります。高校3年間をただ楽しく過ごすだけではなく、将来を見据えた指導こそ同サテライトキャンパスが大切にしている信念なのです。

その上で、より高いレベルを目指すなら普通科も学ばなければならないことに気付いてもらいます。
音符は分数であることを教え、歌詞を作るなら国語を学んだ方が良い。
慶原校長によれば、「もっと専門科目を増やしてもいいのでは…?」という話もあったそうですが、中学ではできなかったことを学び直し、「やるべきことから逃げずに向き合う」という経験を積んでもらうためにも、引き続き一般教養科目を教え続けていくそうです。

この想いは、「高等教育を受けさせたい」という保護者からも大きな支持を集めています。


同校の卒業式では、卒業生が答辞を読んでいる時、在校生が泣いてしまうそうです。
その理由は、先輩たちに会えなくなるから。
卒業生に対して歌を贈る際も、どうしても涙が出てしまい練習通りにいかないと言います。

こうした絆が生まれているのも、通学スタイルを維持する学校で生徒1人ひとりが自分の好きなことに取り組み、授業やイベントの中で先輩たちが後輩たちの面倒をしっかり見ているからではないでしょうか。

「生徒のため」「将来のため」を貫き、自然と高等専修学校の認可条件を満たしていた同サテライトキャンパスなら、学校に行くことを苦痛に感じていた方もきっと学校生活を楽しめるはず。
あなたが卒業する時には、在校生が「卒業しないで」と思うように「まだ卒業したくない」と思うかもしれませんよ。

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