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学校・仕事・子育て…濃密な時間の中で見つかった夢

小野詩織さん
インタビュー対象:小野詩織さん


仕事をしながら子育てしている人はたくさんいます。

でも、“学校に通いながら”子育てしている方に会ったことはありますか?

今回ご紹介する小野さんは、シングルマザーとして学校・仕事・そして子育ての3足のわらじを履き、毎日をアグレッシブに生きています。

「本音を言えば、余裕はありません。小二の娘と、もっと一緒に遊びたいです」

そこで言葉を区切ってから一度うつむき、顔を上げた小野さんは笑顔でした。

「でも、不思議と充実してるんです!」

時間はまったく足りず、毎日とても忙しいのに、“充実している“と語る小野さん。このインタビューでは、その理由を探っていきます。

きっかけはいつもの悪夢。

私は高校を中退して、カラオケや引越しのアルバイトをしていました。引越しは事務ではなく、運ぶ方。いまでも重い荷物を簡単に持ち上げることができます。それから結婚して子育てをしながらパートで働いていましたが、昨年11月にシングルマザーへ。

娘の将来を考えれば、正社員になりたい。でも、「中卒」ではなかなかハードルが高く、「高卒」という学歴の重さを改めて痛感することに。

将来に向かって1つひとつの課題をクリアしていくため「まずは高卒資格を取ろう!」と決めたものの、仕事と子育てだけでも手一杯なのに学校に通えるのか不安でした。そこで、家からも職場からも近い翔洋学園に相談したんです。

私は高校一年生の時に学校を辞めていましたが、半年は在籍していたので「残り2年半を月に2~3回、自分のペースで通えばいい」と先生に教わり、毎月提出しなければならないレポート枚数なども見せてもらいました。

実は、それまでずっとある夢を見ていたんです。それは、高校の友達と卒業式で笑っている夢。おそらく自分の中で高校を中退したことをずっと後悔していて、何度も何度もまるで悪夢のように見続けていました。

翔洋学園に相談した後、またその夢を見てしまい、「人生をリスタートさせよう!」と入学を決意したんです。

小野詩織さん2

足りない時間が子どもとの関係を濃密にする。

勉強・仕事・子育てをしていると、時間の余裕はありません。作り置きの料理を増やしたり、仕事の合間にレポートの課題に取り組んだり、いろいろ時短に取り組んでいますが、いつもレポートの提出は期限ギリギリです。でも、先生方がみんなやさしく最後の最後まで待ってくれます。

スクーリングの時には、先生が子どもと遊んでくれることも。そうしたあたたかいサポートがとても心強いですね。

小学二年生になった娘からは、「どうしてお母さんは大人なのに学校に行くの?」と聞かれます。私を反面教師にしてもらおうと思い、「子どもの頃にあまり勉強しなかったから、いま行ってるんだよ」と答えていますが、以前と比べて遊んであげる時間が少なくなったので娘もちょっと不満なのかもしれません。

だからこそ、一緒に食事をしたりお風呂に入ったり、寝る前に本を読んだり、2人の時間を大切にしながら娘が甘えたい時には全力で抱きしめています。

悪夢の後に見つかった夢。

翔洋学園に通いはじめて半年が経ち、「卒業式の悪夢」は全く見なくなりました。このままのペースで頑張っていけば2年後には卒業できそうなので、その道筋が見え、ずっと抱えていた後悔が消えたのかもしれません。

毎日は忙しいですが、この大変さも将来のために必要なこと。そう自分で理解できているから、むしろ充実しているほどです。

改めていろいろなことを学んでいく過程で、保育士の資格も通信教育で取れることを知りました。まずは高校を卒業して、少しだけ娘とゆっくり過ごして、ゆくゆくは保育士を目指したいと考えています。

夢では笑って卒業式を迎えていましたが、翔洋学園を卒業する時には絶対泣くと思います。でも、「高校を卒業する」という意味では、悪夢は正夢になりそうです。今度は保育士になるという目標も正夢にしたいですね。



毎日、学校・仕事・子育てに懸命に取り組んでいる小野さん。リラックスタイムはいつか伺うと、「朝、保育園から職場へ向かう10分間」と「夕方、職場から保育園へ迎えに行く10分間」という答えが返ってきました。

3足のわらじは、やっぱりとても忙しい様子。でも、時間を効率的に使い、周囲のサポートも受けながら、充実した時間を過ごしています。

最初は「仕事のために高卒資格を取る」ことが目的でしたが、通信制高校に通いはじめ「このやり方なら両立できる」と知り、保育士になるという将来の目標も見つかりました。

新しい一歩を踏み出すことに迷っている方も、まずは一度学校に相談してみてください。そこから「次に目指したいこと」が見つかるかもしれませんよ。

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