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もし子供が留年したら、通信制高校への編入も検討してみよう

この記事を読んでいる方の中には、病気で出席日数が足りなかった、必要な単位が取得できなかった…といったさまざまな理由で、留年してしまったお子さんをお持ちの保護者の皆さんも多くいらっしゃると思います。もし全日制高校での留年が確定したら、1学年下の子と一緒に勉強をしなければなりません。結局退学や不登校になってしまうケースもよく耳にします。そんな事態を防ぐために「通信制高校への編入」という選択肢について、解説していきましょう。

留年してしまった…通信制高校への編入は可能?

全日制高校で留年するかどうかは、テストの成績と、出席日数を基準に判断されるのが一般的です。「留年するかもしれない」という情報は、出席日数が足りない場合(1/3以上の授業を欠席)や、複数科目で赤点が多く、十分な単位数が取得できない場合に、早期の段階で学校のスタッフから連絡があることがほとんどです。
そんな時、留年以外の選択肢として「通信制高校に編入する」という道を選ぶこともできます。通信制への編入は、以前の学校で取得した単位をそのまま持ち越した状態で入学できるため、留年して1年間を無駄にすることなく、他の学生と同じ3年間での高校卒業を目指せる可能性があります。

押さえておきたい、転入と編入の違い

まず、全日制高校に通っていた生徒が通信制へ通うためには、「転入」と「編入」の違いについて知っておく必要があります。

転入

学年の途中で、全日制高校から通信制高校へ入学する場合は「転入」になります。いわゆる「転校」と同じような扱いとなり、前の学校で、途中まで履修していた単位をそのまま引き継ぐことができます。現在通っている学校で転出手続きを取る必要があります。

編入

一度、学校を退学して再入学することを「編入」と言います。1年次、2年次終了時点など、学年が終了したタイミングで取得していた単位を、引き継いだまま入学できます。未履修の単位を引き継ぐことはできず、編入先の学校で再度履修する必要があります。

公立の通信制高校では、転入と編入のいずれにおいても、主に4月からの入学が可能なケースがほとんどです。また、欠員が出た際には、新学期が始まる時期(9月など)に募集が行われることがあります。私立の場合、転入は随時受け入れ、編入は4月または10月(通信制高校は二期制が多いため)に入学可能なケースが多いと言えます。最近では随時、編入を受け入れている学校も増えていますので、希望入学先におけるそれぞれの条件を、事前に確認してみてください。

通信制高校へ編入するメリット

全日制高校で留年した場合は、一学年下の学生たちと同じ学年を改めて学び直すことになるため、お子さん本人が「恥ずかしい」という気持ちを強く感じてしまうことがあります。通信制高校の場合、家庭環境や経済的な事情など、さまざまな理由を抱えた人たちが通っており、生徒たちは一般的な高校生世代からシニア層まで幅広いため、年齢差を気にする必要はありません。
また、通信制には、留年という考え方がないことも特徴です。高校を卒業する一般的な年齢である18歳までに、必要な単位と出席日数を満たしていれば、卒業できます。仮に、2年次まで全日制高校の進学校に通っていた場合、卒業までに必要な単位数をほとんど取得しているケースがあります。その場合は、不足した単位の履修のみで卒業を目指すことができます。

通信制へ編入して、3年間で卒業できる?

保護者の方々にとって、一番気になるのは「3年間で高校を卒業できるかどうか」という点ではないでしょうか。全日制で取得した単位が少ない場合でも、通信制編入後、より多くの単位を履修することにより、3年間で卒業する道へと一気に近付くことができます。全日制高校で取得した単位が非常に少ない場合は、3年間で卒業することは難しくなりますが、仮に3年間で卒業できなかったとしても、必要な単位のみを履修していくことで、自分のペースでコツコツと卒業を目指せる点は、通信制の魅力と言えるでしょう。1年間で取得可能な単位数は学校によって異なりますので、気になる学校があれば比較検討してみてください。
編入に際しては、筆記試験や作文、面接が実施されることがありますが、入学のための現状を確認する目的がほとんどなので、難しく構える必要はありません。ただ、一部の人気校においては編入の条件が厳しい場合がありますので、事前に情報収拾しておくことをお勧めします。

留年しそうな時に、気を付けたいポイント

留年が確定しそうな時期には、どうして良いのか、不安を感じてしまうことがあります。退学後はすぐに編入先を決めないと、卒業までの期間が延びてしまう可能性があるため、注意が必要です。通信制には登校日数やコースなど、さまざまな種類があります。お子さんに合った学校かどうかを見極めるために資料請求を行い、できれば見学や相談に行ってみると良いでしょう。先生には、お子さんの状態と現在の学年、取得している単位数を伝えると、より正確なアドバイスを得られるはずです。

昔に比べて、学習環境は多様化しています。現在通っている学校で留年という道を選ばなくても、高校を卒業する方法は複数あります。もう留年しかないと諦めず、ぜひ通信制への編入という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

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