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全日制高校じゃなきゃダメなの?通信制高校という選択

高校進学を希望する場合、まず通信制高校を思い浮かべる人はどのくらいいるのでしょうか。何気なく全日制高校を思い浮かべる人の方が、多いのではないでしょうか。今回は「高校へ進学する動機」について考え、有力な選択肢の一つとして、通信制高校を取り上げてみたいと思います。

全日制高校と通信制高校の違い

高校を選ぶ際に、教育課程や制度を知らずして最良の決断はできません。早速、全日制高校と通信制高校の簡単な概要を知って、進路を選択する材料を増やしていきましょう。

・全日制高校について

全日制高校の通学は、週5日が基本であり、学期後には長期休暇があります。また、授業のスタイルは40人までの集団授業で、時間割は6限までが一般的です。高校卒業資格については、学年制を採用する学校が多く、進級ごとに試験、出席日数、学習態度などの条件をクリアしなければなりません。条件を満たせない場合は留年になり、同じ学年のまま学習をし直す必要があります。

・通信制高校について

通学方式は、週5日や週1日〜2日、年4回程度など、さまざまです。基本的には自学自習の学習形態であり、学校より送付されるレポートの提出、添削を含めたスクーリング、単位取得のための試験を行います。また、高校卒業に必要な単位が74単位以上と定められており、知識の定着や、理解度を高めるため、サポート校などを利用する場合があります。

通信制高校の成り立ちから知る課程の特徴

高等学校の通信制課程は、1948年の学校教育法制定時に設けられました。

「全日制・定時制の高校に通学することができない青少年に対して、通信の方法により高校教育を受ける機会を与える。」

という内容で、主に勤労のため、高校教育を受けたくても受けられない方に向けてスタートしました。
近年では、過去に高校教育を受けられなかった社会人や、プロのアスリート生活と学業を両立したい生徒、早い段階から専門的な知識を習得したい学生など、多様な入学動機があります。
時代の流れと共に、通信制高校のカリキュラムは柔軟に編成され、各校の教育方針や目的、学習スタイルも多岐に渡ります。
例えば、学力向上に特化し、難関大学の進学までを目指す通信制高校・サポート校や、芸能やスポーツなどに集中できるよう、サポート校との併修を勧める通信制高校、集団学習に馴染めない人に寄り添い、自立を促す通信制課程を置く教育施設など、それぞれの事情に合わせた特色があります。

通信制高校で必要なことは学びたい意欲だけ

多くの通信制高校では、入学選考に学力検査を行わず、面接や書類を見て、学習意欲があるかどうかを判断しています。これは、学校教育法に基づき、年齢や自身の抱える事情に関係なく、幅広く学習の機会を与えようとする姿勢の表れであり、世代や目的の垣根を超えて、お互いを刺激し合える環境があることを示しています。
また、何かを学ぶ場であるという雰囲気は、全日制高校より強く感じられる傾向にあり、目的意識のはっきりしている学生にとって、通信制高校は最適な学習環境と考えられます。
資格取得、専門技術の勉強、大学受験の対策など、自分が好きなことを徹底的に追求し、実力を伸ばしていく機会が与えられるため、自分を成長させる上で大きなメリットとなるでしょう。
今や、通信制高校は、自己実現を目的とした学校という意味合いを強めており、全日制高校に通えない学生や、高校を中退した人のためだけの学習施設ではありません。中学生の頃から、将来を考えて進路を決める上で、欠かせない一つの選択肢として定着しつつあるのです。

今後、ますます多様な生き方が尊重され、10年後にはライフスタイルも大きく変わっていくと思われます。社会の変化は、幅広い教育の在り方と、学習におけるさまざまな可能性を示しています。柔軟な教育制度をフルに活用し、夢を実現できるよう、通信制高校への進学を検討してみてください。

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