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子供が通信制高校に行きたいと言ってきたら

子どもをお持ちのみなさんは、通信制高校にどのような印象を抱いていますか?
今回は「子どもが通信制高校に行きたいと言ってきたら」というテーマで、学習の形態や実際に通われている方の姿をご紹介し、子どもを後押しできるような知識と心構えを持っていただければと思います。

通信制高校へのイメージ

学校や学習塾、習い事など教育に関して親は真剣になるものです。特に高校生からは将来の夢や職業がより明確になっていくため、親としてはできる限りのサポートやアドバイスをしたいと考えます。その中で、自分の子どもが通信制高校を受験したい、または編入、転入を希望していると相談してきたらどうしますか?戸惑う方もいるのではないでしょうか。それは以下のような先入観があるからだと思われます。

  • 全日制と同じ教育水準なのか
  • 全日制と同じように卒業資格が取れるか。
  • 社会に順応できる心を養えるのか。
  • クラスメイトにはどんな人がいるのか。
  • 自分を管理し、自身の行動や言動への責任を取れるようになるか。

これらのネガティブなイメージは、学校の実態や子どもの気持ちを正しく汲み取れていないことから起きているのかもしれません。

通信制高校の今

では、次に通信制高校の現状について、掘り下げてみましょう。
少子化が叫ばれる昨今、通信制高校に通う生徒数が増えてきているという報告があります。「文部科学省学校基本調査(平成25年度)」よると平成16年から平成24年までに学校数は65校増加し217校へ。また、生徒数は7,633人増え189,418人と高校全体の5%以上を占めるまでになりました。その主な背景には、インターネットの普及による情報化社会の進歩と、生活環境の多様化があると考えられます。
学びの機会を手軽に得られる現代の若者にとって、通信制高校は大人が思うより身近で新しい学習スタイルとして定着しつつあるのです。

また、実社会で必要なコミュニケーション能力の育成や、グローバル社会に適応した語学研修、進路相談を含めたカウンセリングなど、メンタル面を成長させ自信を持たせてくれるサポート校の存在も、学生を引き付ける大きな理由の一つです。
サポート校とは、通信制高校に通う生徒や高校卒業の資格取得を目指す人々の学習支援をする教育施設です。全日制と似た授業日数や授業スタイルで受け入れやすく、独自のカリキュラムが各自の学習意欲に刺激を与えています。
通信制高校の基本的な考え方は「自学自習」。レポート、スクーリング、試験を繰り返す学習体系により主体性を促しますが、学習計画や学力把握などを促すサポート校の授業や補習の力を借りて、自立した人間へと導いてくれるのです。

どんな人が通っているの?

成長のためには仲間の存在も大切です。通信制高校には、さまざまな理由で入学してくる人がたくさんいます。
例えば、勉強が苦手で高校を中退した学生や、不登校で全日制の学校に通えなくなった人。それから障害を持っていて全日制高校へ満足に通学ができない方や、高等教育を受けていない年配者。他にも、スポーツ選手や音楽家、タレントなどの若きプロフェッナルに、専門分野の世界で活躍したいと願う若者。さらに、全日制高校よりもっと高度な勉強をしたい望む現役生など、ありとあらゆる事情や希望を持った人々が学ぶ場を求めて入学してきます。
こうした、多彩な経歴や異なる考えを持った仲間と触れ合うことは、社会性を身に付けられ豊かな人間性を育ててくれます。
通信制高校は、このように個々を尊重できる受け皿が十分に備わっており、さまざまな人たちに学びの喜びをもたらす役割があるのです。

通信制高校に行きたいという心の内には、学びたい意思が存在しています。目的や適性、関心の先はそれぞれであり、その気持ちに寄り添い、能力を伸ばすことができるのは親だけです。未来に羽ばたく子どもたちを、通信制高校を通して応援してあげてください。

参考:文部科学省学校基本調査(平成25年度)

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