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通信制高校を選ぶ際、どうしても気になるのは学費面。ここでは「通信制高校の学費、卒業までにかかる費用」についてご紹介します。現実的な教育費を想定し、進路について改めて考えてみてください。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
幼稚園 | 223,647円 | 527,916円 |
小学校 | 321,281円 | 1,598,691円 |
中学校 | 488,397円 | 1,406,433円 |
高等学校(全日制) | 457,380円 | 969,911円 |
高等学校は小中学校に比べて、公立と私立でかけ離れた学費設定ではありませんが、公立の方がそれでもだいぶ安価です。
通信制高校においても、公立・私立とでは学費に多少のギャップがあります(下表参照)。公立の通信制高校に比べると私立の学費は確かに高くはありますが、それでも全日制の年間授業料と比べると安いといえます。そのため、経済的なハードルをあまり感じることなく、多様な教育の在り方を探ることができます。
(令和元年公表「子供の学習費調査」(文部科学省) https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00102.html )
学校数は圧倒的に私立のほうが多く、一般的に教育内容やサポートが手厚いとされています。いくら学費が安価とはいえ、卒業できないとなると意味がありません。卒業率で比べると、公立通信制高校は約40%、私立通信制高校ではほぼ100%と大きく差があります※。それは、私立の方が、インターネットを活用して授業を受けられるe-ラーニングシステムなどがあるなど学ぶ環境が整えられていることや、生徒1人1人に対するフォローアップ体制がきめ細やかであるためです。
※ 「高等学校通信教育の現状について」(文部科学省 令和2年1月15日)の平成30年の数値をもとに、卒業率は、
〈公立〉卒業者数: 7,982人 ÷ (在籍者数: 57,285人 ÷ 3学年) = 卒業率41.8%
〈私立〉卒業者数: 48,301人 ÷ (在籍者数: 129,217人 ÷ 3学年) = 卒業率112.1%
として求めた。なお、在籍者数には3年以上かけて卒業する人の数も含まれているため、そのため3学年として計算すると卒業率が100%を超えることがある。
(※ 「高等学校通信教育の現状について」(文部科学省 令和2年1月15日) https://www.mext.go.jp/content/20200115-mxt_koukou01-000004175_5.pdf )
通信制高校の入学金と授業料
ただし、専門的な教育内容を取り入れ、特別な授業を積極的に行っている通信制高校については、学費が全日制以上に必要となるケースがあります。以下のような例です
専門知識の習得や語学研修となると授業料の桁が変わるので、しっかりと目標を定めて、意味のある進路選択をすることが不可欠です。一方で、通学における交通費や課題提出のための郵送費などは割安になります。目的意識を持った上で抑えるところは抑え、上手な学費試算をしてみてください。
就学支援金とは、年収目安が910万円未満の世帯が対象となる制度であり、多くの場合で学費が実質無償になります。また、都道府県が独自で授業料の支援を実施している場合もあります。支援金および奨学金の制度をしっかり頭に入れておくことも、学費を抑える点では非常に大切になっていきます
経済的な理由で、学びの機会を逃すことはもったいないことです。ぜひ一度、学費面の支給制度などを見直し、納得のいく教育を得られるようにしていきましょう。
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