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転入・編入

転入・編入する場合の入学可能時期と卒業タイミング

※掲載情報につきましては、内容が変更されている場合もございます。詳しくは各キャンパスにご確認ください。 ※キャンパスごとに内容が異なる場合がありますので、詳しくは各キャンパスにご確認ください。

2021年08月19日(木)

通信制高校に新入学以外で入学するには、「転入」と「編入」の道があります。前の高校を中退し、空白期間を経て再入学する場合は「編入」。中退せず、在学中に転校する場合を「転入」と呼びます。転入と編入では、通信制高校の入学・卒業時期に大きな差が生じるので、注意が必要です。

「転入」と「編入」の入学可能な時期の違い

状況 呼び方 入学時期
前の高校を中退し空白期間を経て再入学 編入 時期が限定される場合が多い
中退せず、在学中に転校する場合 転入 随時入学可能な学校が多い

転入の際は「随時入学可能」な学校が多い一方、編入は4月、10月のみなど「時期を限定している」通信制高校が多く見られます。編入を随時受付けている学校も存在しますが、傾向としては、通っている学校を中退して通信制高校に「編入」するより、中退せず在学中に通信制高校に「転入」するほうが、時期を選ばず入学しやすいと言えます。

また、通信制高校によっては、転入・編入できる時期が選択コースによって異なる場合があるため、事前に調べておく必要があります。

卒業のタイミング

通信制高校卒業の必須要件

通信制高校卒業のために必要な条件として、74単位以上の修得、特別活動への参加、そして3年間(36ヶ月)学校に在籍していることが、国によって定められています。

    卒業必須要件

  • 3年間(36ヶ月)の在籍 : 今通っている(あるいは以前通っていた)学校での在籍期間 + 転入・編入先の在籍期間
  • 74単位 : 何の科目でもよいわけではなく、必修科目で74単位の修得が必要
  • 特別活動への参加

学年制の学校で1年間に修得される平均単位数はおよそ30単位ですが、状況により異なります。正確な修得済み単位数について調べ、入学先に修得済み単位の許可を得るために、通っている学校(あるいは、以前通っていた学校)に「単位修得証明書」を発行してもらいましょう。卒業に際しては、修得必須要件である「74単位」から「以前通っていた学校で修得済みの単位数」を引いた分の単位を修得する必要があります。

通信制高校で修得が認められる単位数は、一般的に年間およそ25単位から30単位程度です(学校により多少の変動があります)。足りない卒業単位数を埋めるため、規定を超えた数の単位を一気に修得することはできません。無理なく単位を修得できるよう、入学先の学校の先生に相談して履修計画を立てることをオススメします。

また、既定の単位数を満たしていたとしても、在籍日数が規定を満たさなければ、卒業することはできません。3年間ピッタリで卒業したい場合は、途切れることなく3年間どこかの学校に在籍していることが必要になります。

編入の場合、卒業時期は遅れる

学校を中退し、再入学する「編入」の場合、どこの学校にも在籍していない空白期間が発生してしまいます。1日でも空白期間がある場合、「在籍36ヶ月」という規定を三年間で満たせないため、その分卒業がうしろにずれ込みます。

生徒それぞれが36ヶ月の就学規定を満たしたタイミングでいつでも卒業できるわけではありません。3月末と9月末の二期制、あるいは3ヶ月ごとに卒業できる制度を設けている通信制高校が一般的なため、次の卒業できる月まで余分に在籍しなければいけない、ということになるからです。


編入の場合、卒業に必須の74単位や特別活動参加という要件をクリアできていたとしても、在籍期間の点から18歳3月に卒業することはできません。どうしても現役生の人たちと同じ時期に進学したいなら、「高卒認定試験」を受けることも選択肢の一つです。

高1、高2、高3で編入する場合の、具体的な例を見ていきましょう。

 編入の場合、前の学年までの単位しか引き継ぐことができない

全日制高校は「学年制」を採用しているため、学年末に一年分の単位を修得する方式です。学期の途中で中退した場合、その学年での単位を履修途中で取り落としたことになります。そのため、編入する場合には、前の学年分までの単位しか引き継ぐことができません。

 高校1年生で中退し通信制高校に編入する場合

修得単位数 0 → 通信制高校にて1から単位を取得する必要があります。
卒業までに74単位修得しなければいけませんので、新1年生としてもう一度やり直す意気込みで単位修得に取り組んだ方がよいでしょう。74単位修得し終えるとともに、編入前の学校に在籍した期間 + 編入後の在籍期間が36ヶ月を越えた後、その学校の定める卒業時期に卒業することになります。

 高校2年生で中退し通信制高校に編入する場合

1年生までの修得単位数 30単位 → 74 - 30 = 44単位を卒業までに修得する必要があります。
高校2年生で履修途中だった科目の引継ぎはできません。通信制高校に留年制度はありませんが、もう一度2年生の一学期から入り直す気持ちで単位履修に臨みましょう。
なお、1年間に修得可能な単位数には上限があり、一気に短期間で修得することはできません。例えば、入学する通信制高校の年間修得可能な単位数が25だった場合、入学してから少なくともほぼ2年ほど()はかかる見通しになります。74単位修得し終えるとともに、編入前の学校に在籍した期間 + 編入後の在籍期間が36ヶ月を越えた後、その学校の定める卒業時期に卒業することになります。
) 44単位 ÷ 年間修得可能単位数25単位 = 1.76年

 高校3年生で中退し通信制高校に編入する場合

2年生までの修得単位数 60単位 → 74 - 60 = 14単位を卒業までに修得する必要があります。
高校3年生で履修途中だった科目の引継ぎはできません。進学を希望する場合には、自分が何月卒業になるのかあらかじめ確かめておきましょう。74単位修得し終えるとともに、編入前の学校に在籍した期間 + 編入後の在籍期間が36ヶ月を越えた後、その学校の定める卒業時期に卒業することになります。

転入の際の卒業のタイミングについて

転入の場合、一度中退した編入とは異なり、在籍期間を継ぎ目なく引き継ぐことが可能です。履修途中の科目に関しては、入学予定の学校にカリキュラムを引き継げないか相談してください。学校によっては、単位認定に配慮してくれる場合があります。転入の場合は、よほど遅い時期でなければ、基本的には同学年の人と同じタイミングで卒業することができます(上図参照)。

高1、高2、高3で転入する場合の、具体的な例を見ていきましょう。

 高校1年生で通信制高校に転入する場合

修得単位数 0 → 通信制高校にて1から単位を取得する必要があります。
18歳3月での卒業を目指す場合、転入後の残りの在籍期間(36ヶ月-今通っている学校での在籍期間)で74単位全てを取得しなければなりません。1年生の三学期に転入して74単位すべて取り直すケースは、やや難易度が高くなります。今通っている学校で履修途中の科目が引き継げないか、転入予定の学校に相談しましょう。

 高校2年生で通信制高校に転入する場合

1年生までの修得単位数 30単位 → 74 - 30 = 44単位を卒業までに修得する必要があります。
今通っている学校で履修途中だった科目が引継げないか、転入予定の学校に相談しましょう。

 高校3年生で通信制高校に転入する場合

2年生までの修得単位数 60単位 → 74 - 60 = 14単位を卒業までに修得する必要があります。
今通っている学校で履修途中だった科目が引継げないか、転入予定の学校に相談しましょう。

※ 学校によっては「転入後6ヶ月以上の在籍」が卒業条件に含まれる場合があります。

転入後の在籍期間の規定がない学校もありますが、在籍期間に関する独自規定(3ヶ月以上、6ヶ月以上など)が存在する場合があります。高校3年の2学期以降で転入する人は、18歳3月で卒業できるかどうか、必ず希望校の規定を確認しましょう。

学年末に留年が決まった状態での転入について

学年末に留年が決まった状態で、全日制高校から通信制高校へ転入する場合、「進級前の学年での単位をすべて取り落とした状態」での転入となってしまいます。転入ですので、在籍期間は継ぎ目なく引き継げます。しかし、卒業に必須の単位数を残りの在籍期間で修得するには無理があるため、18歳3月に卒業することができません。

こういった場合の対処法として、今通っている高校と相談し、全体としては留年が決まっている状態だが、単位を認定してもらえる科目は個別に試験を受けるなどして単位を修得し、3月31日付で通信制高校に転入して単位を引き継ぐ、という方法があります。3月31日まで在籍していれば、1年間授業を受けたことになるため、学年制の全日高校でも単位を認定することができるからです。すべての科目は難しくても、できるだけ多くの単位を修得してから次の学校へ転入しましょう。

ただし、4月1日になると留年確定ということで、修得できていた単位数もまた0に戻ります。1日でも遅れた場合は単位が引き継げなくなりますので、今通っている学校、入学予定の学校とよく相談の上、連携して手続きを行ってください。

まとめ

転入と編入では、通信制高校の入学・卒業時期に大きな差が生じます。

転入
ほとんどの通信制高校が随時入学を受け付けている。
36ヶ月の在籍期間を継ぎ目なく継続でき、履修途中の科目も引き継げる可能性があるため、よほど遅い時期の転入でなければ、18歳の3月に卒業することが可能。
編入
入学時期が限定されている通信制高校が多い。前学年での単位は引き継げても、履修途中の科目は引き継げない。
在籍期間の点から18歳の3月に卒業することはできず、早くても3ヶ月から半年は卒業に遅れが生じる可能性あり。

以上の点から、まだ学校に在籍していて通信制高校へ行くことを考えている人は、中退せずに転入したほうが、18歳3月に卒業するためには有利だと言えるでしょう。

単位制である通信制高校の学費は、必要単位数によって授業料が変化します。費用を抑えたい場合、今通っている(あるいは以前通っていた)学校での単位をなるべくたくさん認定してもらい、通信制高校で取る必要のある単位数を減らすようにしましょう。

通信制高校の情報を集める際は、カリキュラムや雰囲気だけでなく、単位修得の引継ぎサポートの手厚さや、転編入後の在籍期間が卒業要件の規定になっているかなどをチェックし、卒業までに自分が修得すべき単位数と、卒業時期に検討をつけておくことが大切です。通信制高校に留年はありませんが、自己管理ができなければ単位を取り落としやすいです。入学にあたっては、親身に相談に乗ってくれる先生のいる学校を選び、単位の履修を無理なく進めることができるように計画を立てましょう。

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